戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

世界に1つ

本日は第3日曜日

ってことで

博物館わくわく入門の日でした

本日のメニューは

「草木染めで世界に1つの手ぬぐいづくり」

です

 

参加者は少なかったものの

とびっきりのセンスの持ち主ばかりで

指導する立場のこちらが

それってどうやってやったの?

と おもわず聞きたくなるようなものばかり!

 

世界に1つだけの素敵な作品群をみてください

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博物館のある 柵(しがらみ)は 草木染め に縁のある地なので

毎年1回は草木染めイベントはしています

興味をもったら

当館のHPをチェックしておいてくださいね

 

また

時間のある時なら

イベントでなくても

やり方の指導はできますので

お問い合わせください

 

どうにかこうにか・・・

連休初日。企画展が始まりました!

担当職員の目には、さわやかな晴れがまぶしすぎます・・・

午前中もラベルを追加しながら、

どうにか展示をスタートすることができました^^;

 

ここ数日、全職員を強制的にまきこみ、

準備が急ピッチで進められたのですが、

それぞれの得意分野が活かされた仕上がりです。

くずりゅう様をはじめマメの仲間たちなどがボードに固定

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丁寧な黒板絵と、豆の配置

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複雑な豆の花の模型

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みなさま、お騒がせしてすみませんでしたm(__)m

でも、手伝っていただいて、本当によかったです。

ありがとうございます^^!

 

今日はボランティアさんたちの活動日だったこともあって、

大学生にこんなものも作っていただきました。

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豆展オリジナル、ウェルカムボードです^^

もちろん全て豆。

左側の木は、「ジャックと豆の木」のイメージだそうです。

素晴らしい! 感動ものです!

 

もう一つ、職員がつくったものも、センスがよくてとても素敵!

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学芸員の一言で決まった、ダジャレもきいています^^;

 

12月1日までと、期間も長いので、ぜひご覧ください。

 

ちなみに、来週の土曜日、21日14時から15時30分は、

企画展の展示解説(ほんものゼミナール)を行います。

準備の苦労話を含めて、みっちりお話しさせてもらいます。

申し込みはいりませんので、よかったらお寄りください。

 

もちろん職員に余裕があるときはいつでも解説しますので、

受付に声をかけてください!

 

 

 

くずりゅう…様 降臨!

明日からはじまる企画展「あなたのしらないマメの世界」

 

ただいま、準備中…

 

俗にいう修羅場状態であります。

 

今回「豆」という、小さなものが主体の展示です。

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生活の中にもあるし、多様性もあって面白い!

しかし、小さな資料が多いので、あれこれ、工夫が必要となっています。

 

試行錯誤の中、当館では最大となる植物の展示にチャレンジ…

 

マメ科多年草、クズの展示です。

 

担当職員が、付近の山から2日間をかけ、掘り出してきたクズの茎です。

 

残念ながら、くず粉をとる根まで届いていないのですが、

 

この大きさ  壮大です。

 

曲がりくねったクズの茎、腕ぐらいの太さです。

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その形から、クズ竜と命名

 

戸隠らしくていいでしょ!

 

その他にも、えっ?これもマメ関係ですか?

 

と、驚きの世界が広がります。

 

あなどれません、この世界…

 

きっとあなたもはまりますよ!

 

明日からの企画展、お楽しみに!

 

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来年も来るかな?

ただいま

この週末からスタートする企画展の準備真っ最中><

 

日展示ケースやら入れ替えを行ったのですが

ふとダンボールが気になりました

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何が入ってたっけ?

っと

開けてみると

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なんと!

箱庭のような鳥の巣!

箱の中にぎっしり!!

(あ 中身は馬の下顎です ラベルが違う側面に書いてありました^^;)

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残っていた卵からシジュウカラが犯人らしいですのですが

 

そこで

ふと

思い出したことが

 

それこそ前の企画展の始まる頃に

そこを訪れたのですが

 

シジュウカラの巣立ち雛が6羽ほどいて

親にえらい鳴かれたことがありました

 

どうやら 

このダンボールの箱庭のような巣は

彼らのものだったようです

 

鳴かれてから2週間ほどして

再び訪れた際にはいなかったので

彼らは無事巣立ったのでしょう

 

出入りは持ち手のところからのようですので

来年は空箱でも用意しておこうかな

また入ったりして^^

 

ダンボール箱庭巣が見たい方は

受付などで一声おかけください

卵もそのままにとってあります^^;

展示 一部追加しました

先日、展示を一部追加しました。

 

本館の企画展示に使っていた

 

長野県デジタル地質図のうち、北半分を第3展示室の床にひきました。

 

10万分の1のものです。

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隣には、地形模型がありますので、

 

見比べると、地質や地形との関連がよくわかります。

 

ぜひとも、長野県の地質を身近に感じていただきたい、と願っています。

 

 

 

 

先日、飯縄高原から須坂方面を一望できました。

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夏場に、こんなにみはらしが良いことはないので、

 

立ち寄って撮影してきました。

 

臥竜山が見えるのですが、わかりますか?

 

 

うーん、やはり模型より実物だな、と思ってしまいます。

 

 

 

 

10月5日(土)に、奥裾花へ地層見学にいきます。

現在、参加者を募集中です…

よろしければ館にお申込みください。

 

 

 

閑話休題

 

戸隠ではツリフネソウ前線が降下中、

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山から里へ、赤紫や黄色のツリフネソウが咲きだしました。

 

この後にできるタネが面白い!!!!

 

「このタネの面白さを、さわって実感してね!」と柴犬館長からの伝言です。

 

ぜひ秋の戸隠へ、お出かけください。

 

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秋のみのり…

台風の通過後、南風が吹き込み、蒸し暑くなりました。

 

戸隠では台風による被害はなかったものの、この暑さには参ります。

 

市街地では気温が33℃近くまで達しました!

 

暑いとはいえ、季節は確実に秋の気配!

 

稲穂もこうべをたれてきました…

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クリやクルミも落ち始めています。

 

柴犬館長は、お喜びのご様子でした。

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「食欲の秋…おいしいものが降ってきた!」

 

「でも、オオブタクサの花粉だけは勘弁してね!」

 

「鼻がかゆくて、たまらん! こりゃかなワン!ワン!…」

 

 

 

 

飯縄山が、うれしそうに微笑んでいました。

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秋の実りの収穫の時期となってきました。

 

 

知らなかった!世界

抜けるような青空とはこんな空?

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と、思わず仰いでしまういいお天気になりました。

しかも日差しが強い><

百葉箱の温度計が31度目前までいきました。

涼しさに慣れた体にこたえます。

 ”知らないでいたかった世界” です。

 

 

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サルスベリ百日紅と書きますが、

南国の花のようで、この残暑にぴったりです

ミンミンゼミやツクツクボウシも勢いよく鳴いています。

 

ただ、これから台風が接近してくるそうです。

大きな被害が出ないことを祈ります。

 

さて先日、川の生き物の調査をされているかたから、

珍しいものを見せていただきました。

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カワモズク です。

 

淡水生の藻類です。

水がわくようなきれいな流れにすむので、

めったには見られないそうです。

 

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顕微鏡で見ると、一つ一つの粒の中に、さらに房が入っているようで、

生命の神秘と言いますか、とても美しく感じました。

うまく写真に撮れてなくて残念です。

 

名前に モズク とつきますが、

海のモズクが褐藻類で、ワカメや昆布の仲間なのに対して

カワモズクは紅藻類で、アサクサノリテングサの仲間。

光合成色素の種類が違っているので、けっこう遠い親戚のようです。

 

う~~~ん、これは知らなかった世界!

まいりましたm(__)m

これから気をつけて水辺をみてみます。