戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

寒いけど生き物たちは元気な様子

一応3連休 

とはいえ いろいろある

それでも来館者もあって

ありがたい><

 

そして

1Fの廊下はその際暖房をいれるので

長くお客様がいてくれると

生き物たちも少し活発に^^;

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この頃 陰に隠れていたモリアオガエルたちも

元気そうでした

 

今日はヤモリも7匹全員確認できたし

1Fの子たちはここでの越冬の実績も十分なので

今季も大丈夫そう

 

 

2階の子たちはというと

概ね平気そうですが

心配なのが

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昨年生まれのモリアオガエルたち・・・

未だオタマジャクシの子は野外ではありえないかな

カエルも痩せ気味

でもこの時期あまりたべないしね

 

 

12月下旬に新規加入した子も少し心配

ナマズです

常連さんが2匹ゆずってくれたもので

1匹は砂地の水槽にいれていて

見つけやすい上

ずっと泳いでいて

様子も 状態もよさそうでいいのだけれど

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もう1匹は

別の石ころだらけの水槽に入れたら

その後一度も確認できない始末^^;

いったいどこに隠れているのやら

 

エサがなくなっているので夜たべているかな~

エサは巻貝が処理しているだけかもしれないし・・・

ちょっと心配

 

 

一方

同じころにはじめた挑戦には動きがありました

昨日は

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キノコくらいしか見えないポットでしたが

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下のポッドの左上 

へこんだところの上の方に

赤っぽいものが出てきました

拡大すると

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生えてきたかな?

(みどりの方じゃないですよ)

 

モダマの芽だといいな~

 

 

それに年明け ひさびさに出勤すると

なんかいつもと違うな~

と 感じていたこちら

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ウチダザリガニ♀です

 

本日 昨年に引き続き産卵を確認しました

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この子しかいないので未受精卵です

しばらくすると脱落すると思いますが

 

ウチダザリガニって未授精産卵も当たり前なのかな?

 

 

 

かれこれ飼育10か月目のサケも元気だし

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同じくらいの飼育歴のタガイも元気そうだし

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この子だけでなく5個体ほどが

同じ水槽でがんばっています

 

 

心配事もあるけれど

寒くても生き物たちは

きっちり生きてくれてる

 

長く活かせるようにがんばろっと

 

大事件 これが顛末だ!

昨日の大事件の顛末です。

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今日は運よく、戸隠ぼうけん団の活動日だったので、キジの司法解剖

 

 

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ここには、いろいろな猛者がいます。

 

鳥好き少年をはじめ、保存のよいご遺体と向きあっていました。

(内緒ですが、プロもいます…)

 

その結果の所見と推理をまとめました…

 

ご遺体を詳しく観察すると、外傷はありませんでしたが、

くちばし(上側)に亀裂がありました。

おそらく衝突時にできたものと推測…

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首の骨、肋骨、胸骨等に骨折はありませんでしたが、

右胸部、左前胸部に皮下出血を確認。

 

胸腔内を見ると、心臓の破裂(心室部)と激しい出血が確認できました。

 

心臓付近にたまっていた血液は凝固していましたが、

これは長時間低温下で保持された結果と見られます…

おそらくは心臓破裂による即死状態だったことが推測されます。

 

体の表面にもイノコズチの種子が付着していました。

鳥の消化器官である「そのう」や「胃(砂ぎも)」にも、

未消化のイノコズチの種子が多数確認されました。

他にも、ヤブマメ、ノイバラ、イヌツゲ?の実などが確認され、

餓死したわけではないようです。

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こうした所見を総合すると、このご遺体の死因は、

衝突による心臓破裂と断定できます。

ほぼ即死状態で、事件性はありません。

 

おそらく、イノコズチが生い茂っていた場所で最後の食事をとり、

飛び立ったものの、強風にあをられたか、吹雪により視界不良のため、

遺体発見現場の上にある校舎の壁にくちばしから激突、胸もぶつけ、

心臓破裂による出血性ショックで落下。

雪の中で即死状態で絶命したものと思われます。

 

死亡日時は、雪の中に埋もれていたため、詳細は不明ですが、

イノコズチの実をついばんでいたことから、

大雪の降る前で、その後で大雪で急速に埋もれたこと、

戸隠中学校付近の年末の気象状況をふりかえると

12月30・31日ごろかと推測しています。

 

元捜査一課長であった柴犬館長にその所見をつたえると、

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🐕「ワシはそんなこと、最初っから全部お見通しだ~」 とのこと、

 

🐕「また、匂いを嗅いだだけですべて分かった、ワンワン…」

 

 

今日もおあとがよろしいようで…

 

 

これは大事件だ!

首都圏では大雪となり、その後の凍結で交通事故が多発しているとの報道…

 

戸隠も寒いです。

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裾花ダム湖もすっかり氷結しています…

 

そんな中で、お昼ごろ電話がなりました…

 

「大変です、身元不明の行き倒れです…」 かなり興奮した様子です…

 

「えっ? どうしましたか???(なぜ博物館に???)」

 

「キジが雪の中に頭を突っ込んで、亡くなっています…」

 

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🐕「なにっ…」

 

f:id:Naturalhistory:20220107110927j:plainベッドで眠っていた、柴犬館長もムクッと起き上がりました…

 

🐕「これは、正月早々の大事件じゃ、すぐに現場に急行せよ…」

 

館長からの特命です…

 

通報では、雪の山に頭を突っ込んで亡くなっているとのこと…

現場に向かう途中、こちらも頭の中がグールグル!!!!

 

凍結路でスリップして、雪の山に衝突したのでは… とか

 

窓ガラスにぶつかってなくなったキジが除雪時に巻き込まれて、

  それが溶けてきたのでは…

 

それとも、キツネの類が、後で食べるように埋めていたのでは?

 

とか、さまざまな仮説が浮かびます。

 

🐕「現場を十分に保全して下さい、できたら画像をのこして下さい」

 

セリフはまるで「科〇研…」です…

 

ところが、現場保全は十分ではありませんでした。

 

すでにご遺体は動かされていました…

 

🐕「残念じゃ、これでは鑑識作業ができん…」

 

「柴犬捜査1課長…(急に館長ではなくなりました) まず聞き込みを…」

 

第一発見者は、今朝登校した生徒さんとのこと…

そして、大騒ぎとなり、あわてて博物館に通報したそうです…

現場を目撃した先生に案内してもらいました…

 

そこには、まだ穴がきちんと残っていました。

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🐕「うーん真冬日なのが幸いしたのじゃ、これなら再現可能じゃ…」

 

捜査1課長の命で、今度はご遺体をその雪の穴にはめて再現を…

 

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先生にも「そうそう、こんな感じでした…」との証言を得ました。

 

🐕「う~ん、これは謎の状況じゃ…

   頭から突っ込んだ逆さのご遺体をみたのは、犬神〇の一族以来のこと…

    これは難事件じゃ… よき・こと・きく…」

 

未だ4才の捜査1課長が、なぜそんなことをしっている…とツッコミたくなります 

 

「捜査1課長の名推理は、いかがでしょうか?」

 

🐕「こりゃ、お宮入りかな… わしゃ戻って寝る…」

 

「そんなぁ、もっと粘ってくださいよ~」

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やはり、見た目は柴犬、頭脳も柴犬、捜査1課長は無理でした…

 

 

閑話休題

 

ご遺体は日本の国鳥のキジ ♂ 尾羽が短く、若い個体かと思われます。

死因は、死亡時の状況や外傷のない点から、

キツネやテンなどによる他殺ではなく、事件性は無いものと、

当局は見ています。

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なにかに当たって首が骨折し、落下したと考えられますが、

近くには、窓ガラスはありませんでしたが、校舎の壁がありました。

 

吹雪で視界を失い、強風により、壁に激突し、

雪の中に頭から突っ込んだ、との仮説が有力か?

 

しかし、現場の状況からみて、吹雪を避けるためにこの隙間に入り込み

凍死か餓死し、その後の強風により雪の中に埋もれた可能性も捨てきれません。

 

ご遺体は何日か雪の中に埋もれており、

詳細な死亡時刻の推定には至っておりません。

周辺をうろつく野生動物によって荒らされた跡はみられません。

詳しくは、司法解剖の結果をみての判断になるでしょう。

頭部や首の骨折の有無、胃の内容物の判定が重要になると思います。

 

今日のところはこれまで、

正月7日の大事件、柴犬捜査1課長の大活躍を紹介させていただきました…

 

 

 

雪と感謝と

年末から何度かまとまった雪が降りました。

年が明け、昨日久々に出勤すると、

博物館の入り口まではしっかり除雪がされていました。

 

ありがたい ありがたい・・・m(__)m

 

しかも昨日今日は昼間の陽ざしはぽかぽかで、暖かく感じます。

(数値上はようやくプラスになったぐらいですが・・・)

屋根の雪が解けて、したたる水音までしてきます。

 

お天道さま、ありがとう・・・!

 

さらに今朝は、

ボランティアのおじさんの除雪機が始動しました!!

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感謝 感謝・・・m(__)m m(__)m

もう、拝むしかありません。

職員もお手伝いをさせていただきました。

 

陽ざしのおかげで道路の雪もだいぶ解けました。

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とは言っても、日陰はまだ雪が残っているところもあります。

お越しのさいは、どうぞお気をつけて!

 

ところで昨日から気になっているは、

旧館の屋根の雪の解け方です。

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昨日の夕方のようす。

上と下にわかれたのはわかりますが、間に二層あります。

2回にわけて下にすべった、ということになるのでしょうか?

 

おじさんは、下の雪は今日中に落ちるぞ、、と言っていましたが・・・

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夕方、

薄いところが解けたぐらいで、あまり動きはありませんでした。

このごろ夜の冷え込みが厳しいので、

凍り付いてしまっているのでしょうか。

さて、今後どうなるか、しばし観察してみます。

 

ちなみに、左側の旧館の高い位置に雪がついているのは、

今日の除雪で飛ばした雪がついたものです。

これも北側なので解けずに残るかも・・・?

 

戸隠の竹細工を調べています

ご縁がありまして、戸隠の竹細工の歴史や技術を調べています。

 

昨年のクリスマス・イブのブログでも紹介しましたが、

 

館の資料の中から、竹細工の技術がわかるものをピックアップ中!

 

根曲がり竹(チシマザサ)をつかった、日常生活に使う道具…

 

なかなか、製作年代がわかるものがないので、

 

古い写真からさがします。

 

時々、生活風景の写真の中に写り込んでいます。

 

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麻糸を紡ぐための「かご」ですね…

 

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背負いかごでしょうか?

 

根曲がり竹は、江戸時代から戸隠の名産品だったようで、

江戸時代の博物学者「菅江真澄」の記述にも登場します。

 

天明3年(1783)のこと… 

地質的には浅間山大噴火の年でございます。

 

いやはや、なんとも…

 

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右手にうつるカメラ目線の少年は、今はどうしているのかな?

 

 

 

プラスチックが普及するまでは、

竹細工は日常生活のいろいろな場面で活躍していたようです…

 

根曲がり竹だと思うのですが、竹細工職人の皆さんに確認してもらいます。

 

人が、人の技術で、自分たちの生活をなんとかしていた時代です。

 

そうやって探していると、思わぬ写真も見つかります。

 

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裾花大橋の写真…

 

まだ、裾花ダムができる前のもの…

 

「ヒエー 😱 」

 

かなり高さがあり、怖いです!

 

 

また、こんなものも…

 

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普通に見ると、昭和50年代の戸隠スキー場の写真です!

 

私が気になってしょうがないのは、その背景に見える奥社の杉並木…

 

まっすぐに戸隠山に向かう奥社参道と、黒く見える杉並木、

 

その周囲は落葉樹を主体とする社叢林…

 

その両側は、白い雪原となっています。

 

営林署による伐採があり、両側には木が一本もなくなり、雪原へ!!!!

 

この右手の雪原の部分は、

駐車場にしてしまえ、とか、遊園地にするんだ、とかいう話があったとも

古老から聞いています。

 

それに対する反対運動もやったんだぜ!と彼は言っていました。

 

もう50年近くも前のことだそうです…

 

時代とともに、風景は変わります。

 

戸隠の竹細工は、どんな変化を遂げているのでしょうか?

 

とても気になります…

新年 あけましておめでとうございます…

2022年 新年の営業を始めました。

 

では、まずは柴犬館長からのご挨拶…

 

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🐕「皆さま、新年あけましておめでとうございます」

 

🐕「山奥の小さな博物館ではございますが、

   今年も、戸隠の地を活かした、いろいろな活動に取り組みますので

    どうか、ごひいきにいただけるようお願い申し上げます…

      このブログもね…ワンワン!!」

 

 

 

昨年末から、日本海側では寒波のため、大雪となりました。

1月2日の朝は、戸隠豊岡で-10℃にもなりました…

本日も、雪が降りつづけています。

 

午後3時、ステンレス製の定規を差し込み、積雪深を測定…

 

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博物館前、多目的室まえの庭(南向き、日当たり良好)では25㎝でした。

 

今日は湿った雪で、白馬方面が大雪だそうです。

 

同じ県内でも、野沢温泉や飯山、信濃町、小谷は積雪が1mを超えているそうです…

それに比べると、戸隠は雪の質も量も違います。

 

ちょうど、この山が北西の季節風にのってやってくる雪雲を

  ブロックしてくれているからでしょう。

 

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                          (1月2日の画像です)

 

乾いた粉雪が降り、北風が強かったため、積雪は少な目でした…

 

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この吹雪と一緒に飛散したのが、カエデ類の翼果です…

彼らにとっては、勢力拡大のチャンス…

 

大雪を大変と思うのは人間だけなのかも…

 

そんなことを考えながら歩いていると、こんなものを作ってしまいました…

 

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自らの戒めのため、ここで公開します… 秘書が滑って転んだ跡…

 

🐕「やはり未熟者じゃ、お前は…」

 

 

 

最近、雪が少ないこともあってか、まだ歩きなれていないのか、

 

はたまた、ゴムの長靴で散歩しているせいなのか…

 

単なる老化現象なのかもしれません…

 

 

 

日本海側で大雪ということは、

関東地方は良い天気で、乾燥していました…

 

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元旦の朝日をあびる、富士山とスカイツリーの画像でお楽しみ下さい…

 

🐕「またワシを置いて、遊びにいったな、秘書め…」

 

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🐕「最近転ぶのは、ワシを置いてあちこち遊びに行くバツじゃ…」

 

館長、それはないですよ (゚д゚)!

 

新年早々、この関係も雲行きが怪しくなってきました…

 

 

 

今年の最初は、今年の干支を使った記念撮影でシメ!

 

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昨年12月19日生ライブ配信後の記念撮影…

 

番組の進行役 杉山豊さんとのツーショット…

 

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まだみていない方は、Youtubeで、どうぞ…

 

【NAGANO観光アカデミー #17】 戸隠誕生のヒミツとは!? 〜 化石や地層から見る、戸隠の豊かな自然と人々の暮らし。過去から現在、そして日本の未来の姿がここにある! - YouTube

 

私がしているのは、今年の干支、寅の手袋…

 

博物館までくれば、トラの本物に触れますよ…

 

今年も「本物に触れる」ことを大切していきたいと思います。

 

 

気になると、見えます…

今年も、アッという間に、最終営業日となりました。

 

この年の瀬に…と油断していると、お客様が来館です。

 

しかも海外のかたのようです…

 

慌てて、職員が館内を走ります…

 

用事ででかけなければならなかったので、聞けませんでした…

「なぜ? Youは、こんなところまでいらしたのですか…!」

 

客商売をしていながら、疑問に思います。

 

時折、聞きたくなる衝動にかられます…

 

 

 

 

閑話休題

 

年の瀬ですが、証拠物件の探索作業にあたっています。

 

先日から、このブログでも紹介していますが、

 

戸隠竹細工の歴史資料…

 

100年前の技術を裏付ける資料です。

 

ちょうど、姉妹館の鬼無里ふるさと資料館に行く機会がありましたので、

 

一つ見つけました。

 

昭和初期のものらしいガラス乾板の写真です。

 

それがこれ…

 

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古いトラックの荷台に注目…

 

竹細工の蚕棚がのっています。

 

戸隠産のものでしょうか????

 

検討が必要な写真です。

 

今までは、酒屋のトラックであることしか認識していませんでした…

 

 

 

ヒトは、自分に都合の良い形で認識してしまうのでしょうね!

 

こうした過去の資料を探すときは、

ブツを丹念に見直すしかないようです…

 

 

そんな経験が、今朝の館長視察時にありました…

 

先日の雪のモアイ像?(がりがりに痩せたもの…)

 

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今度は、ゾウの鼻にしか見えません…

 

いやいや、雪の芸術なのですが…

 

 

そして、朝、柴犬館長が見つけたノウサギの足跡…

 

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ぴょんぴょんと、飛び跳ねていった跡ですが…

 

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妄想を膨らますと、これにしか見えない…

 

ちょっといたずらして、書き込みをくわえます…

 

すると、

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さらに、もう一筆書き加えると…

 

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こうすると、ある有名な絵が頭の中に浮かびます…

 

 

そう、ノルウェーの画家ムンクの代表作「叫び」!!!

 

〇が三つあると、人の顔に見えてしまうというもの

 

🐕「これは、シミュラクラ現象というのじゃ…

            パレイドリア現象ともいうらしいぞ…」

 

あるパターンがあると、脳が勝手に思い込んで、判断してしまうようです…

 

「見ているようで、じつは何にも見えてないのか…」とも思いました。

 

 

🐕「まだまだ、秘書は未熟者じゃ…

   来年3月で定年じゃが、日本犬のようにもっと精進するのじゃ…」

 

 

 

今年、2021年は、これで営業終了です。

新年は1月4日(火)午前9時より開館します。

 

山奥の小さな博物館ですが、来年トラ年もごひいきに…

 

今年もこのブログを読んでいただき、ありがとうございました。