戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

2010-09-01から1ヶ月間の記事一覧

博物館の幻のゲート?

今日は、小学校向けの地層見学でした。 午前中は天気がよく、気持ちよく地層見学できました。 参加者は昼ごはんを外で食べていました。ふと外をみると、こんなことをしていました。 これが今日だけの幻の博物館への入り口です。

地層下見にいってきました

午前中、今月10日に催される合併記念事業の巡検の下見へ行きました。 昔の長野県にあった海が退き、沼や湖や川になった頃の地層、長野盆地を形づくる断層、油田(長野でも石油がとれたのです)、広大な地すべり地形、火山灰が固まってできた凝灰岩をみること…

ニホンジカのツノ

ニホンジカのツノが持ち込まれました。 ヒスイ峡でこれをみつけたのだとか。 二本のツノに小さなツノが枝分かれしています。 このオスのツノのサイズは小さいそうです。 興味ある人はこちらへ。

タマゴみたいなキノコ

今朝、10時ごろ、ご近所さんがこんなモノを博物館へ持ち込みました。 近くの草の茂みに生えていたそうです。白い色をしていて、とても大きい丸い形をしたものです。ずっしりと重く2.19キログラム。叩いてみると、ぽんぽんっと音がします。弾力もあります。…

スズメ

あらま。スズメがこんな姿に。 某職員の机の上においてありましたので、こっそり写真をとってアップします。 ブログ読者のみなさんとこの記事を書いている私だけの内緒ですよ(笑) ドイツでみつかっている始祖鳥の化石と同じようなポーズしていますね。これ…

ノジュール

砂岩の地層の中に時々、ノジュール(団塊)というものが見られる場合があります。炭酸カルシウムなどが集まって硬くなり、できるといわれています。 先日、東京からの親子連れの来館者が当館に持ち込んだのも、そうしたノジュールでした。千葉県で見つけたも…

百日草

館の花壇には様々な植物が花を咲かせています。 そのうちの一つに気になるものが 百日草です。 よく見ると花が2つ。 横から見るとこんな感じです。 いわゆる奇形です。 花壇の花の多くはここで咲かせ、種をとり、 そして蒔くというサイクルを繰り返していま…

移りゆく季節とともに

連休の期間中、多くのかたが当館を訪れてくださいました。戸隠観光のかた、巡回展目当てのかた、お彼岸でふるさとに帰られたついでに寄られたかたなど、目的は様々ですが、こんな交通の不便な場所へ、わざわざ足を運んでくださり、本当にありがたいです。 特…

炭焼き

今日は自然観察会。テーマは炭焼きです。 去年の初挑戦では、竹は生焼け、他の木の実などは燃え過ぎ、というさんざんな結果だったので、今年はそのリベンジを兼ねています。まずは外に出て、炭にやく材料集めです。キノコ、エノコログサ(ねこじゃらし)、シ…

竹を割りました

明日は、自然観察会がひらかれます。今回は、「木の実や竹で炭つくり」。今朝は自然観察会にそなえて、竹をノコギリで20センチメートルくらいの長さに切りました。 切った竹を、さらに半分にします。そして、炭にするときに空気がよく通るように竹の節をそぎ…

横断幕でパワーアップ?!

明日からはじまる「化石特別巡回展」と「戸隠地質化石博物館」の横断幕がつきました。写真の左が巡回展のもので、右が博物館のものです。レモン色でさわやかな色あいです。 これで遠くからでも、博物館の存在がよくわかるようになったと思います。この横断幕…

巡回展の準備

巡回展の準備が終わるまであと少し。 先日は中条で巡回展がひらかれましたが、今回はいよいよ戸隠。 入館料のみでみることができます。 準備をするときに、貝化石を並べて、名前のラベルをそえる作業をしますが、これがけっこう難しい〜。 いろいろな貝の種…

ビッグサイズ!

先日休みを利用して、軽井沢でお買い物をしました。 お目当ては、大きなタネたち。 巨大な松ぼっくりや豆の仲間、チョコレートの原料になるカカオ、バオバブといった、普段は見なれないものたちに大興奮。 (↑真ん中の小さな松ぼっくりが、日本で不通見られ…

ハチの巣のお土産

先週、京都まで平野をつくる地層の勉強会(地層のでき方を動的にとらえるというもの!深くて面白かったです。)へ参加するついでに、帰省しました。自宅の庭には、大きなアシナガバチの巣があり、それを駆除しました。ハチの巣の駆除は、飛び立っているハチ…

雨の日曜日

朝からあいにくの雨 そんな中いっぱいの来館者がありました。 うれしい限りです。 これは山の中まで練習に来たのに雨でできず、 せっかくだからと入館してくれたソフトボールクラブの 子どもたちとその関係者です。 某職員はこんな日に来てくれたことがうれ…

草木染めの会

本日は今年度3回目。 でも常連さんはほとんどおらず、 初参加の方が多い会でした。それでも盛りだくさんの7種11パターンの 染液をとりました。 サルスベリ 枝 葉 ヒマワリ 種 イタドリ 全草 アサガオ 全草 ノブドウ 葉、茎 カリン 実 枝(pH7.9での抽出) 葉…

引っ越し

合併記念の巡回展が 信州新町、中条公民館に続き 来週末からいよいよ戸隠で開催されます。本日はその引っ越し作業 今のところは様々なものが雑多に 企画展示室へ運び込まれただけです。 さてどんな展示が出来上がるか?それは是非その目で見ていただきたいと…

お気に入り

今日もちょっと廃品回収へ 本日のお気に入りはこちら (天秤ばかりです) インテリアとしてもいい感じです。他にもいろいろどう使うのかも わからないものももらってきました。 いずれお披露目の機会もくるでしょう。 そのときまでにしばしお待ちを。

驚きの成長速度

今年の夏の企画展 「里山たんけんカブトでゴー」で 飼育していたカブトムシが 卵を産み 先日幼虫がかえりました。 右は卵、左は幼虫で 9月5日の様子です。 (下の白と黒はそれぞれ1cm)9月8日の様子です。 (下のスケールは同じです)3日でほぼ倍です。寒…

もう一人の職員?

当館には週2回、掃除の業者が入ります。実際にやって来るのはご近所にすむおばさんなのですが、このかたが館にいろいろなモノと情報をもち込んでくださいます。 以前ご紹介したジュズダマですとか、自家製マムシの焼酎漬けをいただいたこともあります。今日…

ヘビではじまった日

「あ、ヘビがいる!」という職員の声からはじまった今朝。 赤い体をしたヘビが、チョロチョロと博物館の廊下を動いていました。 いったい、どこから忍び込んだのでしょうか。 ヘビは、ジムグリという種類。 このジムグリという名前は、よく地面の下にもぐる…

タネからでるもの

タネから出てくるものは、何も芽だけとは限りません。先日、タネ標本の展示箱を見ていたら、ドングリの袋の中になにやら黒い点々が… ドングリの中で育った小さなゾウムシが、成虫になって外に出ていました(みんな死んでいましたが)。 よくドングリを拾って…

野生のアズキ

先日仕事帰りに道端に車をとめて、植物採集をしていたら、思いもよらない花が咲いていたことに気付きました。 ヤブツルアズキです。 その名の通り、やぶの縁にはえていて、つるで他の植物にまきついて生活する植物です。戸隠のような寒い所にはないような気…

こんな多様性も・・・

始まりは1週間ほど前、職員の一人が家にたまっていた、ホテルの歯みがきセットを館に持ってきたことから始まりました。 歯ブラシを化石のクリーニングに使うので、その補充のためです。 残されたたくさんの歯磨き粉の小さなチューブ… よく見るとそのチューブ…

巡回展準備のため中条へ

長野市合併記念のイベント「化石特別巡回展」の準備をするため、中条公民館へ出かけました。 巡回展では、太古の長野の海にすんでいた動物の化石から長野の大地の不思議を実感できます。 今日は、会場づくりのため、展示ケースなどのセッティング。 会場をつ…