戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

アオゲラとの遭遇

ふと思い立ち、当館2階のベランダに出てみました。
すると足元には、赤いモヒカン頭をした緑の羽をもつ鳥の死体が。
アオゲラです。
「ミドリ」色をしているのに、「アオ」ゲラ。
写真にある靴のサイズは、およそ28センチメートル。
この写真からは、靴が汚いということ以外に、アオゲラの大きさが分かると思います。

死んでいるアオゲラをみて、驚きのあまり
「ピヨォォー!!」
というアオゲラの鳴き声そっくりの声がでてしまいました。
わたしのような繊細な人にとって、死体はちょいとこたえます
(やんでやねん!というツッコミが入りそうですが)。

アオゲラは、キツツキ科で木造の建物に穴を空けまくります。
思い起こせば去年、
コツコツ。
コツコツ。
という音が聞こえることがありました。
これはアオゲラが必死に穴をあけている音だったのです。


コツコツ。
コツコツ。
ストレスがたまっているのでしょうか。
脳しんとうを起こさなければといいな、と願うばかりです。

このアオゲラは、誤って鉄筋の当館をつついて、その衝撃で脳しんとうになって亡くなったわけではないですよね?
これからはアオゲラの活躍する季節です。