戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

鑑定依頼

開館時間前、乗り付けた車から近所のおじいさんが段ボール箱を抱えて降りてきました。
しまった! 地質の学芸員が休みの日に限って化石の鑑定依頼か?
と恐れていたら、用件は確かに鑑定依頼でしたが、
ものはキノコでした。
しかも超!がつく巨大さに、職員一同、目がテン…

(↑婦人用長ぐつがスケール代わり)
一番大きいものは傘の直径が30㎝、柄の太さが7㎝もあります。
依頼者いわく、カヤと落ち葉で積んだ堆肥から生えていたそうで、
毎年堆肥は積むが、こんなキノコが生えたのは初めてとのことです。

図鑑のページを端から端までめくり、詳しそうな人に連絡をとり、と
その正体を突き止めるために努力をしました。

フウセンタケの仲間…? 
サケツバタケの巨大化…?? 
色がついたオオイチョウタケ…???

しかしどれも確定には至らず結局不明のままです。

どなたか心当たりのあるかたは、ぜひお知らせください。
お待ちしております。