今日は昭和25年のレシピから選んだメニューを実際に調理して食べる
給食再現の会の開催日。
しかしあいにくの激しい雪で参加者はゼロ…
せっかく材料はあるので、職員でつくってみました^^
メニューは三品。
けんちん汁、醤油ごはん、おふと大根のおろしあえ です。
名前も見た目もいかにもの和風メニュー。
しかしけんちん汁に大いなる秘密が隠されています。
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大根や人参、ゴボウなどの具材を炒める時につかう油は「人造バター」。
つまりマーガリンです。
肉はコーンビーフ。アメリカからの援助物資だったのかな?
そして味付けは… 味噌にたっぷりの脱脂粉乳!!!
つまり具材は確かにけんちん汁のものなのですが、かなり洋風にアレンジされています。
(実は、汁の上に浮かんでいるのはマーガリンの黄色い油…)
味噌とミルクの風味が絶妙にマッチして、こくがあり、まろやかでとてもおいしいです。
シチューと呼んでも差し支えありません。
今まで作ったメニューの中でも1、2を争う高評価。
現在お店で出してもいけるのは!と話は盛り上がりました。
(職員だけで食べるのは本当にもったいなかった!!)
それにしても、もともとけんちん汁は精進料理で、動物性の材料は使わなかったはず。
そこへコーンビーフやら脱脂粉乳やらが入っても「けんちん汁」という名前でメニュー化されているのですから、
その意気込みと言うか、勢いはすごいです。
当時の栄養士さんに脱帽…
次回は3月17日に開催します。
次の目玉はきな粉をつけて食べるトウモロコシのプディング。
これが主食なのですからパンのような感じかな?
職員も楽しみにしているメニューです。
ご興味のあるかたは是非!!