戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

ボランティアのちから

この夏の企画展は
「長野のゾウ〜シンシュウゾウ発掘30周年」と題して
長野県で見つかっているゾウ達を紹介します。


しかし それらはすべて「化石」


つまりゾウの一部分であるため
ゾウのどこの骨なのか?
わからない人も多いかもしれません
(イラストで説明すればいいじゃんって言わないでね)


ってことで


現在 アジアゾウの全身骨格をならべる準備をしています。


しかも


大迫力の 立体的組立 を計画中!


さらに お金をかけないうちのスタンスを全うして^^


とはいえ 職員だけでは力不足なので
いろいろとボランティアの力をお借りています。


今日も手伝っていただきました。

これは某特別展で使用した廃材のサビを落としているところです。
実はこれがゾウの組み立てでは重要な役割を担う部品となります。


削ったところ

錆止めがわりに色塗りしたところ

(あと残り2枚を塗ります)


実は6月中 たびたび大活躍してもらっていて
そのおかげで予定していた1ヶ月分の作業がほぼ終わってしまいました。
ボランティアさんの力は偉大ですね。


でもまだ作業はありますので
手伝いをしたい方は言ってくださいね〜