戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

ビオトープの大掃除と謎のニシキブナ

本日はビオトープの生き物さがしという名の池の大掃除です^^;


いろんなものを植栽したはずなのに
ジュンサイが大繁殖><



こちらでは
卒業記念のひょうたん型のコンクリートの池を
2009年からトンボの池として整備を開始し
定期的に調査と称した掃除をしています
今回は2013年の調査(掃除)から久しぶりの池干しです


その調査風景は・・・
職員も一緒に作業をしていて撮影できず・・・


みんなで捕まえた生き物はというと
フナ 6
アカハライモリ 39
トウキョウダルマガエル 6
クロゲンゴロウ 36
ミズカマキリ 6
オオルリボシヤンマ ヤゴ 6
オツネントンボ ヤゴ 2


トンボ池のつもりが
いもり池に大変身!!

(参加者が持ち帰った残り22匹のイモリだんご・・・)
う〜ん なにやら複雑・・・


しかもポンプと排水口の事情で全排水できず・・・
「なから」ということで午後も早々に解散してしまいました


ところが!


参加者20名以上で散々さらった池を眺めていると
フナがけっこう泳いでいる^^;


そこで再度救出作戦を開始!
わずかに残った有志ががんばってとってくれました
その成果は

全部で19匹!


あれ?結構いますね^^; 
おそるべしフナの逃走能力・・・


しかもその中にはこんなやつまで

これは・・・金魚でしょうかね・・・
とりあえずニシキブナとでもしておきます


なにしろ
金魚(C. auratus)とギンブナ(C. a. langsdorfii)は親戚で
外見上明確に分けるのは難しいのです・・・


そしてさらになぞが こんなニシキブナは前回の調査ではいませんでしたので


ここで増えたか?
それとも・・・


コイツに関しては池に戻さず水槽に入れちゃいましたので
とりあえず2Fで会えます
フナ類の同定に自信のある方は正体を教えて欲しいくらいです^^;


少々の謎を残して無事にビオトープの掃除も終了しましたが
さっぱりとした池の様子は水が全部入ったときにでも・・・
今は少し恥ずかしいので^^;


そのときはもう一つの謎をあわせて紹介したいと思います