戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

その後

昨日は、今年最後の地層見学でした。
以前(11月11日)にご紹介した、
コース途中で亡くなっていたシカの死体がどうなったかというと・・・



消えました!!


いや、よく見るとあばら骨など、一部が散乱しています。
頭の部分を引きずっていった動物がいたのか、
人がわざわざ引き上げてもっていったのか、


死因の特定もできないまま、謎が増えてしまいました・・・


ちなみに、今月18日にも確認したのですが、
そのときはまだ頭はしっかりありました。

でも、最初のようすと比べると、頭の位置が変わっているので、
やはり動かそうとした動物がいたのかもしれません・・・



そんなことをつらつら考えていたからか、
他の場所でもフシギな死体が発見されました。


足元に変な葉??、と思ったら

ウラギンシジミというチョウが、
逆さまで草につかまったまま固まっていました。



また、モグラの仲間、ジネズミもいました。

これでも死んでます。
(前を歩く職員が置いたそうです^^;)


来年もフシギがいっぱいありそうな気がします。


*ウラギンシジミは成虫で越冬するので、たんに寒くて
動けなくなっていただけかもしれません。
失礼しましたm(_ _)m