戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

広さを実感

今日は植物観察会で鬼無里の奥裾花自然園へでかけました。


今年は戸隠もそうなのですが、雪解けが遅く
園内にまだこんな雪渓が!!


(冷気がひやひや〜〜〜〜^^)


おかげで、予定していた園の奥のブナ林コースは行けなかったのですが、


ミズバショウはまだ見られましたし、


新緑もきれいでした^^


参加者のかたがたが、それぞれ発見して下さったおかげで、
サンカヨウイワナシ、イワカガミ、ユキグニミツバツツジなど、
色々な花に出会うことができました。


そんな中でも、私の今回のおすすめは、

珍しい黄色いスミレ、オオバキスミレです。
多雪地域の花なので、長野市内では奥裾花は貴重な産地です。


雪解けしたばかりの斜面には、山で春一番に咲く
スミレサイシン(大)とアオイスミレ(小)の共演も。



そして、一番人気はじつは・・・・・、


クロサンショウウオの卵です^^
近くに親がいるのも見られました。



さすが「秘境 奥裾花渓谷」です(←バスの車内アナウンス)
長野市は広いなー、と皆さんと実感しました。

お天気もよく、楽しい観察会でした。
また次回もよろしくお願いいたします!