戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

吹くからに…

吹くからに 秋の草木のしおるれば、

        むべ山風を 嵐というらむ (by 文屋康秀 小倉百人一首


昨晩の台風21号で、戸隠も大風が吹きました 

一部は停電も発生!"(-""-)"

こんな歌を思い出すほど、途中の木々の葉や枝が散乱していました!



思い起こせば、昨年の台風21号で、奥社の杉並木が3本折れました。

奥社の森は、無事かなぁ????


関西国際空港は大丈夫でしょうか????


さて、雨も強く降ったので、裾花川の水位は上がり、とても濁っています。

昨年の雨で、たまった土砂を取り除く作業も始まっているのに、

大丈夫かなぁ?


長野市街地へ降りる途中に、こちらは確認できました。

仮設の橋を裾花川に掛け、ダンプカーを乗り入れ、

大量の土砂を撤去する計画のようです。







すごいなぁ、こりゃ大作戦だ、(心の中ではクワイ河マーチ♪が〜)

世の中、心配することばかりです。




そんな折、ふとみると大きなクモが巣の修復にいそしんでおりました。



小さいのがオス、大きいのがメスだそうです。

頑張って糸を紡ぎ、風で破れた巣を繕っていました。

クモの本能的な営みを見ている中、

生き物は災害に負けずに淡々と日々を送っているのだ、

ということを感じました。






追伸 

今日も、テレビ番組について多くの電話やメールをいただきました。

皆さん、ご心配いただき、ありがとうございます。

あんなホラばっか吹いていても、

大事なものを忘れてきても、

なんとか無事に公務員をやらせていただいておりますので… (^_^)v

でも、ご来館いただけると嬉しいです…

(…館の営業的にも!…)