戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

すっきりしました。

意外と雨が降らない今年の長野の梅雨。

小学5年生の飯綱山登山のシーズンでもあるので、

雨天時利用の学校団体さんの予約が

平日はそれなりに入っているものの、

今年はこれまで一校も来てもらっていません。

登山をしたほうが学校行事としてはよいのでしょうが、

ちょっと寂しいです・・・

 

今日も団体さんが来られないので、

職員は 本館の展示の手伝いに行ったり、

会議にでかけたりとそれぞれ散っていきました。

博物館残り組は、植木の手入れです。

ボランティアさんの支持のもとでどんどん枝がはらわれ、

ツツジコウヤマキもすっきりさっぱり!

空間がみるみるできていきました。

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午後には、会議帰りの職員もワイシャツ姿で参戦。

大きく育っていたカリンの主幹がばっさり切り倒されました!

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ここまで刈り込まれることになるとは予想していなかったので、

その変容ぶりに、驚きをかくせません。

使った道具は鎌とのこぎりだけ、

一日弱でこれだけの仕事ができるのですから、

マンパワーのすごさに感動すら覚えました。

 

やぶの中から卒業記念の石碑も出てきました。

「昭和63年度」と彫られているので、昭和の最後を記念したものでしょう。

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その字のごとく、心が洗われるようでした。