戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

珍客との出会い

今朝の視察時、不思議な鳴き声を聞きました…

 

「キョロロロロ~♬」と悲し気な声です。

 

これは、もしや…  アカショウビン

 

久しぶりのことです。

 

戸隠運動場から北側にいたようです。

 

当館にある、はく製でその姿を楽しみましょう!

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カワセミの仲間ですが、くちばしも赤いし、まるで「火の鳥」のようです。

 

戸隠でも人気の鳥の一つ!

 

また、見てみたいものです。

 

 

 

そんな話をしていたら、変わった虫にも出会いました。

 

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いや~すごいデザインですな(@_@;)

 

黄色と黒の水玉模様! 草〇弥生さんの作品を連想させます。

 

キバネツノトンボ!!!!

 

このブログでも久しぶりの登場!

 

おしりの輪っか状のものは、メスを捕まえるものらしい! Σ(・□・;)

するとこいつは♂か…

 

アミメカゲロウの仲間で、触覚の先端がふくらむ「ツノトンボ」の一種。

調べてみると、幼虫は、アリジゴク(ウスバカゲロウ)にクリソツ!

 

「へえっ~」

 

世の中、不思議がいっぱい!

 

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前羽は網目があるものの透明です。

角の先端のふくらみは、何が入っているのでしょうか?

高精度のセンサーなのか?????

 

頭や腹にびっしりと黒い毛が生えています。

脚も、よく見ると黄色と黒に塗り分けられています。

 

まるでトラロープさながらです。

 

何の意味があるのでしょうか?

敵に襲われないために、ハチに似せているのでしょうか?

 

アカショウビンといい、ツノトンボといい、彼らのデザインは

不思議、不思議なことだらけ…

 

両者ともうまく相手に出会い、戸隠で子孫を残せるよう祈っています。

 

では、再見! (^_-)-☆

 

追伸 今日はとても寒い一日でした。ちょっとだけですがストーブを炊きました。

 

今朝の気温は8℃、午後2時過ぎでも14℃でございました。