戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

冬の作業

この数日、心配された雪ですが、

博物館周辺では、それほどではなく、ほっとしております。

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陽がさせば、案外明るい雰囲気です。

この雪にもめげずに、お客さまのご来館もありました!

本当に感謝しかありませんm(__)m

 

冬ごもり真っ最中のこの頃、職員はそれぞれ室内作業にいそしんでいます。

多目的室では草木染の実験をまとめる姿もありました。

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染液の違いで色が異なるのはもちろんですが、

同じ染液を使っても、媒染剤の種類(鉄・銅・ミョウバン)や、

媒染剤につける手順(染液につける前か後か)によっても

発色に差がでるのです。

 

その実験の結果を一覧にまとめていました。

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身近なソメイヨシノの落葉を使ったものや、藍の生葉染めもあります。

 

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ドウダンツツジの真っ赤な紅葉を使ったたたき染めも。

条件の違いで、微妙な色の差がそれぞれ出ていて面白いです^^

やってみないとわからないのが草木染。

その意外性がまた楽しい!

 

せっせと資料をまとめる職員の姿は

冬の手仕事のぬくもりも感じさせてくれました。

私も何か作品をつくりたいなー