吾輩は、柴犬。
この博物館の館長ということになっている。
本当の名前は、〇〇(ナイショ)
秘書がこの博物館に勤めて長いらしい…
黒柴だった先代館長から引き継ぎ、4年目とのこと…
詳しいことは 吾輩は知らぬ…
毎朝、視察と称して、散歩をしている。
秘書は、もうそろそろ定年らしい…
今年は梅雨明けが早く、そばの刈り取りも始まっている…
今年は、天候に恵まれたので、なりがよかったのでは、と期待している。。
今朝は、毎朝の定番のルートで、ねむの木が満開だ…
先日、咲き始めたが、もう満開…
今年も夏盛りとなったものじゃ…
秘書は、これを頭にのせて、かんざしのようにしたいらしい…
しかし、柴犬は、誇り高き日本犬で、猟犬じゃ…
そんな飾りはいらぬ…
まあ、花の香りぐらいはかいでやるか…
これが、マメ科の花か。信じられぬな、この形…
不思議な花じゃ…
ああああああああ! こんな秘書の願いをかなえてやらねば、
毎朝の食事にかかわるかもしれぬ…
秘書よ、よく働くのじゃぞ…
こんな花も見つけたぞ…
こりゃあ、カラスウリか?
まぁ、なんでも吾輩には関係ないがな…
秘書に調べさせよう…
帰ったら、朝飯じゃ、
量をけちるのではないぞ… 秘書よ…
今はおぬしに飼われてやっているが、
吾輩は誇り高き日本犬…
日本オオカミの血をひく末裔の猟犬じゃ…
餌をケチってはならぬ、末代までたたられるぞ…
今日もおあとがよろしいようで