戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

秋の気配がちゃくちゃくと

今日は秋晴れのよいお天気となりました。

昼過ぎには陽射しがじりじりと暑いくらい、

なんとツクツクボウシの声まで聞こえてきました^^;

 

しかし季節は着実に進んでいます。

早くに紅葉を始めたサクラはすっかり葉を落としてしまいました。

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早い早い・・・

こんなにあっさり葉が無くなってしまい、

来年は大丈夫でしょうか?

 

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ドウダンツツジの紅葉も進みました。

真っ赤に色づくのが楽しみです。

 

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花壇のタデアイは、まだ花が残っていますが、

多くは実になっていました。

タデの仲間は花びらがないので、ピンク色のはがくです。

開花後も、がくがそのまま実を包むので、きれいな色が残ります。

 

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ノブドウもだいぶ色づきました。

 

今月末にはこんなきれいな実を集める、

「実とたねで宝石箱づくり」も行われます。

お天気がよければ、楽しい秋の里山散策ができるはずなのですが

はたして・・・^^;

 

野道を歩けば、必ずズボンにつくやっかい者の実も、

イベントでは収集対象です。

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案外、とげをよく見ると、かぎ状になっていたり、と

面白いものもあります。

じっくり観察する良いチャンスかも、です。

 

こんないい天気も今日まで。

予報では明日から一気に冷え込み、

山は雪をかぶるかも、と脅されています。

今日鳴いていたセミも、今晩までの命でしょうか・・・

 

今期最後?の実習生もやってきました。

風邪などひかないよう気を付けて、

一週間頑張りましょう!