戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

さすがに中社は雪が多い…

今日はお使いで、中社の門前へ、

 

久しぶりに晴れ間の戸隠連峰です…

 

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中社の門前へ、ここは標高1200mを越えます…

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さすがに雪が多い…

 

これより上は、スキー場のある地域ですもんね…

 

しかし、上には上があるもので、青森県酸ヶ湯では406㎝、

新潟県十日町津南町290㎝、長野県野沢温泉215㎝だそうです。

 

戸隠中社の門前には、大きなかまくらがこしらえてありました。

 

高さ約3mほど、

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観光協会の駐車場にも雪の山ができています。

 

さすが、戸隠もここまで来ると、雪解けに至らない…

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米の取れない場所です…

 

チシマザサ(根曲がり竹)を使った竹細工

イワナ釣りの釣り師、

山で働く人々、などなど…

 

環境を生かした独自の職業が昭和の40年代まで残っていました…

 

奥が深い…

 

平安時代山岳信仰の拠点から連綿と人が暮らしてきた場所…

 

そこにある博物館は、何を目指すのか…

 

この雪が水となり、恵みとなり、

人々の生活を支えてきた…

 

そうした水の物語を、地質や動植物の面から紹介していきたい、

 

今日の雪の深さをみて、そんな妄想が浮かびます。

 

柴犬館長、そんなところでよいでしょうか…

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🐕「ウム…」

 

今日もおあとがよろしいようで…