戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

昨日のことですが。

5月は冷たい雨から始まりました。

GW中ということもあり、お客さまが多くにぎわう館内。

水晶ひろいをしてゆっくり過ごされるご家族連れも多かったです。

 

話しは変わり(月も変わってしまいましたが)、

昨日の観察会のご報告をさせていただきます。

 

今年度最初は松代の大室での開催となりました。

古墳が並ぶ杉林の中の道を進んでいきます。

こんもりしているのは、古墳の石積みです。

昔の人は、古墳の上にもスギを植えてしまったのです^^;

たくましいな~~

 

お目当ては春植物のイチリンソウです。

しかし、前日の激しい雨のために、みなうなだれています(-"-)

う~~~~ん・・・残念。

 

せっかくなので、2日前の下見の時の

写真を掲載します。

 

 

来年はぜひきれいな姿を見てもらいたいです。

 

昨日は他にも、人気のヒトリシズカに出会うことができました。

こちらもぎりぎりでした。

白いムラサキケマンの品種、シロヤブケマンも見られました。

 

この散策ルートには古墳だけでなく、ケヤキの巨樹もあったり、

なかなか見どころ豊富です。

「ヤマノカミ」と名付けられています。

 

昼近くに公園に戻ってくると、

雲が晴れてアルプスがくっくり!

昔の人も、この展望にひかれて古墳を築いたのでしょうか?

 

雨の合間を縫って、春の草花を楽しむことができました^^