戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

一雨ごとに…

昨晩から午前中にかけて、雨が降りました…

 

この時期、一雨降るたびに緑が濃くなっていきます。

 

「目に青葉、山ホトトギス、初ガツオ…」

 

なんていう俳句が頭をよぎります。

 

調べてみると、江戸時代前期の俳人 山口素堂の作だとか…

 

350年も前の俳句が詠み継がれるのはすごいことです。

 

通勤していても、山の緑が刻々と変化していくのがたのしみです。

 

博物館の庭でも、花がいろいろと咲き始めました…

 

サツキやツツジも花盛り…

 

 

先日、紹介したオオデマリも、大きく、白くなっています。

 

この間の変化は、劇的です。

 



先日、柴犬館長が見つけた毛虫、

 

黒い毛が密生しており、「クマケムシ」とも呼ばれるそうです。

 

博物館の周囲にも、いるいる…

 

 

壁を這うもの…

 

 

玄関前をはうもの…

 

気になって調べると、ヒトリガの幼虫とのこと…

 

ぽつんと一人でいるからではなく、「火取蛾」とのこと…

 

正の走向性が強く、焚火などに飛び込んでしまうこともあるとのこと…

 

飛んで火にいる夏の虫… は、このヒトリガがモデル?のようです…

 

🐕「へぇーそうなんだ…

                 ただの毛深いケムシだとしか認識しておらんかったのう…」

 

世の中、いろいろあります…

 

アカマツの雄花も咲きだし、黄色い花粉をまき散らし始めました…

 

こちらは、ちょっとなぁ…

 


こちらも、ごそごそと動き出しました…

 

タカラダニ… なぜ、タカラなのか… 意味不明です…

 

ちょっと、気持ち悪い…

 

いろいろあって、みんないい、とは思うものの…

 

こいつらはなぁ…

 

 

🐕「わしには、そんな小さなもの見えん… どうでもよいのじゃ…」

 

今日もおあとがよろしいようで…

 

 

追伸 先日、柴犬館長が見つけた、池の中の白い謎の物体…

   池の関係者からカルガモの卵ですよ、という連絡が寄せられました…

   産卵したものの、放置されてしまった、との情報です。

   ブログを読んで、しかも情報をお寄せいただき、

   感謝申し上げます…