戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

新たな伝説のはじまり??

黒い雲が昼過ぎまで怪しく通過していき、

時折、雨を降らせましたが、

その後は明るくなり、

ツバメが縦横無尽に飛びかいます。

餌を巣に運ぶと、待ち構えているヒナたちが元気におねだり^^

 

こちらでも、

 

あちらでも^^

この巣は、去年巣立ち直前に落下してしまい、

ひと騒動がありました。

今年も同じ場所に結局作ってしまい、

ヒナが大きくなるほどに、職員の心配が募ります・・・(-_-;)

 

事務室から一番よく見える巣が、孵化が一番遅かったようで、

今日、卵の殻が落ちているのが確認されました。

しかも、アリのゴミ捨て場の中にありました。

仕事が早いですね、、アリさん・・・^^;

 

こちらはその(推定)お母さん。

 

無事に子どもたちが大きく成長しますように・・・^^

 

さてさて、話しは変わりますが、

昨日、外で作業をしていた職員が見つけたのは

生垣に立てかけていた棒から出た木の芽!

 

ひょうたん池に生えてしまったカツラの木を

ボランティアのおじさんが切って、

くいのように整えて下さっていたのですが、

いつの間にか芽が出ていました。

 

これはもしや、あの伝説の再来か!?

 カツラの木 杖をさしたら のびてきた

 (「とがくしカルタ」より)

 

戸隠支所の近くには、県の天然記念物に指定されている

カツラの巨木があります。

鎌倉時代に戸隠を訪れた親鸞聖人が使っていた

カツラの杖が成長したもの、と伝わっているのです!

 

柴犬館長のテレパスを受け取った秘書が

令和の親鸞聖人になるべく、

枝が成長しても構わない場所にうつしました。

 

サクラを植え、カツラを挿し木し、

定年退職をすると、将来へ託すものも増えるようです。

これが数百年伝わる新しい伝説の始まりなら、

すごいことですが・・・^^;

 

おまけ、

そのひょうたん池で、ヒツジグサが咲きだしました!

ぐったりした花もあると思ったら、

小さな島に生えるフランスギクの花が水辺に倒れ込んで、

擬態していました・・・