戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

昔の地学教育を考えてみた…

暑いよお…

 

この暑さは異常です…

 

アメダスの観測データーでは、

長野市信州新町では観測史上最高気温 36.9℃とのこと…

 

当館の百葉箱でも、35℃近く、(この後、35℃を越えました)

 

猛暑日です…  暑い、暑い…

 

いやいや、こんな時に日なたにいたらミイラになってしまう…

 

先日、移動したご遺体として観察している、ヒミズ

 

こんな形で、保護しています。

 

 

お亡くなりになって、ずっと高温…

 

 

もはや、ミイラ化しているものと思われます…

 

今日は、午前中解説希望の方がお見えに…

 

なんと千葉県出身者とのこと、偶然にも3名で千葉県の会を開催…

 

一番標高の低い県民が、標高の高い県で会うという奇跡…

 

いろいろとみて回りました…

 

いつかこのブログでも紹介したかったネタ…

 

私が生まれた当時の「地学指導掛図」を紹介…

 

 

ビルディングの建設の様子…

 

へんだな、クレーンがない… 

 

もしかして鉄骨の骨組みは鳶の職人さんたちが組み立てたのか…

 

 

こちらは金属が製品になるまで…

 

おもしろい… 現在は、これは社会科の分野ではないか?

 

 

こちらは、身近な地学…

 

石材の利用です… 岩石の成因や特徴を踏まえ、各所に使われています…

 

これも興味深い…  生きるための地学です…

 

 

人が息を吹きだしてガラス管を作っています。

 

この人たちの肺活量は、いったいどのくらいなのでしょうか…

 

熱いガラスを吹きながら、後退して、ガラス管をつくったのでしょうか?

 

不思議です、イヤー、驚異の職人技ですね…

 

今は、絶滅したことでしょう…

 

風鈴づくりぐらいかなぁ…

 

 

こちらは、最新の電球製造機…

 

それまでは、人が吹いて作っていたのかな?

 

電球も…

 

この60年で、白熱電球は絶滅… LEDにかわります…

 

一杯紹介したいのですが、当時は夢があったように感じます。

 

 

こちらは地熱の利用を紹介しています。

 

お風呂だけでなく、養蚕にも利用しようとのこと…

 

養蚕自体が先に絶滅してしまいました…

 

 

時代は変わります… 地学の教育内容も変わりました…

 

しかし、当時は人のために役立つ地学だったんだな、ということが読み取れます。

 

本物を見たいという方は、ぜひ窓口でリクエストください。

 

柴犬館長も、お待ちしております。(非常勤なのですが…)

 

 

 

現在、夏の特別登校を計画中ですが、なんせ暑くて…