戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

生と死のはざま…

今朝の視察、すっかり麦秋を迎えています。

 

 

麦の実りを見ながらの視察です。

 

今朝も事件発生です。

 

じつは、2日前のことです。

 

視察時に、子どものタヌキのご遺体を確認…

死因等は不明です…

駐車場の真ん中に、今年誕生したであろう、小さいタヌキが横たわっていました。

 

 

一応、このままでは危ないので、はじにうつし、見守ることに…

 

そして、昨日はこのような形でありました…

 

 

それが今朝は、どこへ行ったのかは不明ですが、

消えてなくなっていました…

 

近所を探しましたが、不明です…

 

 

他の肉食獣の仕業か? カラスでしょうか?

 

人の関与も疑われます…  

場所が駐車場の片隅ですから、片付けられたのかもしれません…

 

不思議でもあり、そうした生態系のシステムの中の一つの出来事なのかも…

 

 

「次の命へつながればいいなぁ、」とは、柴犬館長のつぶやき…

 

 

クリの花は、たくさん落ちていました…

 

 

時間とともに、自然は変化する、

 

命も形を変えていきます…

 

 

グラウンドの「ネジバナ」も咲きだしています…

 

 

ソバ畑でも変化が見られます…

 

白いソバの花の中に、ピンクの花がみえました…

 

一瞬、ソバの原種はピンク色の花なのだ、ということが頭をよぎりました…

 

しかし、タデの花のようです。

 

ソバもこのグループですから、同じような成長を遂げているのでしょう。

 

 

カボチャもどんどんと成長しています。

 

暑い夏は、生命の変化が著しい早さで変化していきます。

 

博物館活動とは、そうした自然の動きをきちんと見ることだよって

 

柴犬館長がおっしゃっていました。

 

今日は、七夕あけでしたが、お昼にとても暗いニュースが流れました。

 

コロナも、またまた変異ウイルスの登場で、感染が広がっているようです。

 

普段と変わらない夏空の戸隠ですが、確実に何かが変化しています…

 

諸行無常を感じる夏、歳をとったせいもあるのでしょうか?

 

今日はこの辺で、