戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

あれやこれやと・・・

今週土曜日は博物館夏祭りです。

いろいろな体験教室が用意されているのですが、

苔テラリウムづくりのほうも、せっせと準備にいそしんでいます。

 

博物館の敷地のものなどを採集し、

洗って泥やごみを落とし、ハサミで切って形を整えて・・・

 

 

10種類以上をご用意することができました!

ビュッフェ形式で、お好きなコケを使っていただければと思います^^

 

そんな準備の合間には、館外活動もしています。

田んぼの生き物調査にでかけると、

みっちりと卵を背中に産み付けられた

コオイムシのお父さんに遭遇^^;

(粒々恐怖症のかたにはきつい画像ですね・・・m(__)m)

 

案外、卵が細長いのだと、感心しました。

思わずいじくり倒してしまいましたが、

子どもの発育に、影響はなかったでしょうか・・・

 

今回、水田雑草のヘラオモダカの花が、

縁にフリルがあって、淡いピンク色の可愛らしい姿をしていたことに

初めて気が付きました。

 

土手はヤブカンゾウの花盛りでした^^

 

このヤブカンゾウゼンテイカニッコウキスゲ)に近い仲間がユウスゲです。

飯綱高原では開花が始まりました。

どれくらいの株があるのかを春の芽出しのときにポールでマーキングしましたが、

今日は、花茎が何本あるのかを数えて回りました。

 

 

市内外からのボランティアさんのご協力のおかげで、

半日で予定していた調査をほぼ終えることができました。

 

今後も、草刈りなどで草原の維持管理を行い、

ユウスゲがどれくらい増えるのかをモニタリングしていく予定です。

 

渡りをするチョウ、アサギマダラもやってきました。

 

 

雨上がり

夏の戸隠の夕暮れの風景です。

 

今年も暑い夏を無事に乗り越えられますように。