戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

今週も静かな週末かと思いきや・・・

今にも降り出しそうな

どんよりとした曇り空の一日でした。

先週に引き続き、お客さまも少なめな週末です。

 

 いや、先週よりはまだいいよ! 

と職員の中で話しておりました^^;

 

そんな中で、若いお客さまが帰りがけに声をかけて下さいました。

なんでも、飯縄山の名前の由来にもなっていると言われる

「天狗の麦飯」(飯縄の音が「飯砂」)を研究されているというかたでした。

 

こちらも興味のある話題だったこともありますが、

彼の熱いトーク、研究への熱量にすっかり引きこまれてしまいました。

いや~~~ 若いっていいですね^^

新発見を期待しています!

 

さて昼過ぎ、少し明るくなったタイミングで、

花壇にやってきた大きめで派手なチョウが目の端に入りました。

 おや、あれは・・・

 

ツマグロヒョウモン

どうもこのアフリカンマリーゴールドが好きなようで、

ゆっくり蜜を吸っています。

先月末にも同じ花に訪れていたことが目撃されています。

 

裏側にほんのり紅色がのっていて、なかなかのおしゃれさん。

 

じつはこのチョウ、温暖化の指標と言われていて、

徐々に分布を北に広げています。

私が長年愛用している昆虫図鑑には、地図で示した分布域が

西日本から東海・関東地方の太平洋側になっています。

長野県内にはいなかったようですが、

現在は長野県を席捲しているようです。

 

ちなみに、戸隠支所近くでは、

一昨年すでに幼虫が確認されています。

 

黒地に赤のとげとげ・・・

一度見たら忘れられない姿のイモムシです・・・

 

スミレ類が食草なのですが、

ここでは、ビオラの植え込みをもりもり食べて、

そのまま姿をくらましたそうです。

どこか近くで羽化したのでしょうか・・・

 

冬は幼虫で越冬するそうです。

戸隠の冬を越せるとは、いくら温暖化しているとはいえ、

もともとが暖地のチョウとは思えない強さですね・・・

 

イモムシと言えば、先日、地附山の観察会の下見をしたときに、

衝撃的なイモムシに出会いました。

(苦手な方は要注意!)

 

おそらく、クロメンガタスズメという大型のスズメガの幼虫です。

 

これがまた大きくて(10センチ近くあった印象)、

 むっちむちです><! 

がらにもなく、叫び声をあげてしまいました・・・^^;

ナス科の植物が食草だそうで、ここではヒヨドリジョウゴという

野生植物を食べていましたが

ネットで調べると、ナスの苗を食べてしまうこともあるようです。

 

いろいろな出会いを経ながら、

今年も秋が深まっていきます・・・