戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

クリスマスイブ

あっという間にクリスマス、

2024年もあと1週間で終わろうとしています。

早い、早い・・・

 

欧米では、クリスマス飾りの定番の一つがヤドリギで、

幸運をよびこむアイテムでもあるそうです。

 

宿主の木から栄養をもらう、半寄生植物です。

 

クリスマスの日、ヤドリギの木の下にいる女性は

男性からのキスを拒むことができない!? というものだそうで、

そういえば、

映画 ハリー〇ッター でもそんなシーンがありました・・・^^;

 

 

わたしの宿題のヤドリギは、この一般的なヤドリギではなく

冬になると葉を落としてしまう、ホザキヤドリギです。

昨日、雪が降った後でしたが、晴れ間ものぞいてきたので、

飯綱高原で再チャレンジしてみました。

 

情報提供は、観察会でもお世話になっているIさんです

いつもありがとうございますm(__)m

 

おかげさまで、無事に撮影できました!

ハルニレからヤドリギの立派な枝が伸びて、

黄色い実がきれいです。

 

こちらはシラカバに宿ったもの。

シラカバの樹皮が白いので、

ヤドリギとの枝の違いが分かりやすいでしょうか?

 

そういう探す目になっていると、

車を運転しながらでも目に入ってしまうもので、

近くのとある施設の入り口に、

理想的な木を発見してしまいました。。。

 

小ぶりなシラカバの木にびっしり付いています><!

 

上の写真は道路から望遠レンズで撮影しましたが、

お天気がいい日に青空バックで近くから撮影できたら、

絵になるだろうな~~ と欲が出てしまいます・・・

そのうち、

撮影許可をいただきに、交渉に行こうかしら。

 

そもそもなぜこのヤドリギにこだわるかと言いますと、

その学名にヒントがあります。

ホザキヤドリギ

Loranthus tanakae Franch. et Sav.

 

種小名tanakaeは、この植物の発見に関わった

田中芳男氏に献名されたものです。

 

この田中氏を、来春からの企画展で大きく取り上げる予定なのです。

じつは戸隠を代表する植物、トガクシソウも、その発見に田中氏が関わっています。

来年は明治8年のトガクシソウ発見から150年になります!

田中氏の功績をはじめ、

戸隠で発見されたのち、フランスやロシアへ渡って海外の研究者らをもうならせた、

植物たちをご紹介する予定です。

お楽しみに^^