戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

妄想もお手上げ

今日も良いお天気

お客様もそれなりに来られて よかった^^

 

今晩から少しぐずつき

2月の中旬まで 少しは雪が降りそうな予報

できれば 少しふってくれないと イベントがやりづらいのだが・・・

 

 

さて

某職員は相も変わらず

標本とにらめっこしています

 

 

先日

ハクビシンの骨の整理中に 変な骨に出会いました

 

 

部位ごとに確認していた時でした

肋骨を何となく並べていると

1本なんかおかしい気がしたのです

 

並べてみると

2本はよく似ていますが

1本は肋骨ではないようです

 

よく見ると

こちらの骨に近い様です

 

何かというと

2本ずつ10セットある場所・・・

どうやら 手足の甲の骨のようです(中手骨とか中足骨というやつです)

そのうち長めのものが3つ

通常とは違う変形をしているようです

ということは 中足骨らしい

 

年を取ると そんな変形も まれにあるのですが

この個体

まだ本来生えるはずの最後の奥歯も骨の中で見えず

その前に生える奥歯がようやく生えてこようとしている

かなり若い個体だったのです

 

切歯 犬歯 小臼歯などは永久歯が生えてきているところでした

 

つまり 年を取ったから 間違った というわけではなく

何かあって その結果 間違ったーー; ということらしい

ちなみに

基節骨という 

指の骨の一番根元の骨にも

変形が見られました

四足動物はなかなか足だけを踏まれることはなさそうなので 

何度か噛まれたのでしょうか?

 

さすがに これだけでは読み取れませんが

 

あとは妄想するだけですが・・・

 

骨自体は割としっかり治っているので

かなり若い時期 

生まれてさほど時が経ってない時期に

足の甲をかまれて 

(親以外が侵入したか?)

骨のはじっこが2つに割れる感じで負傷

でも なまじ若く再生力が高いため

両方の部位が再生してしまい 

二股状に修復され

偽第1肋骨が形成された・・・

 

どう考えても それっぽい妄想もできないほど

不思議な形の骨でした