戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

職人魂!

久々のまとまった積雪なりました。。。

某職員の自宅周辺で30センチ弱です。

湿った雪でなかったので

それほど苦労せずに車を掘り出せたのは

不幸中の幸いです・・・

 

近所を毎日視察するネコの歩いた跡が今朝もありました。

頭が下がります(+_+)

 

こんな日は静かに過ごすことになるよね・・・

と思っていたら、

若者グループがレンタカーで見学に来たり、

近所のボランティアさんが歩いてきたり、

ちょっとご無沙汰していたボランティアさんがやってきたり、

懐かしい人たちからフシギな問い合わせの電話があったり、、、

あっという間の一日でした^^

 

しめ縄など、わら細工が得意なボランティアのおじさんに、

今日は見てもらいたいものがありました。

 

盛岡土産のガマで編まれた草履です。

わらよりもつるつるしていて、履き心地はよさそうですが、

フリーサイズなのか、大きくて、

私には履いて歩くと引きずるようになってしまいます・・・

 

一方、おじさんがわらで作ったものがこちら

(去年の作です)

基本的な編み方はほとんど一緒のようですが、

こちらのほうが、幅も長さも小さいです。

 

並べてみれば、差は歴然!

 

ただ、おじさんの草履は、履いているうちに足になじんで

つぶされ、平らになっていきます。

 

右側が、ひと夏、私が履いたおじさん作のわら草履です。

幅が新品のガマ草履と同じくらいになっていますね。

 

おじさんは初めて見るガマ草履を丁寧に検分して、

感想を述べられ、

 

大豆の花芽がふくらんできたことに満足されて、

小やみになった雪の中、帰って行かれました。

 

じつはこの時、おじさんの胸には密かな闘志がわいていたようで・・・

 

夕方、4時過ぎになって、新作のわら草履を持ってきて下さいました!

 

「やっぱり草履はこれくらいがちょうどいいな!」

「これはあんたの分、あとの人のは明日つくってくるよ!」

 

とほがらかでした^^

 

ちなみに、一昨年の冬に、おじさんの作業部屋にお邪魔して、

わら草履づくりの工程を記録させてもらったことがありました。

 

その手の動きの滑らかさは、本物の職人でした!

 

 

職人がつくったわら草履は1階にありますので、

ご来館の際は履いてみてください。

ただ、最初はきつく感じるかもしれません。。。

マイ草履のご注文は個別にご相談・・・かな^^:?