戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

今日は下界で、昔のバス路線図を見る

今日は、高校の授業で市街地へ下りました。

 

そこでは、桜が三分咲き…

 

 

コブシの花も咲きほこっています…

 

 

シダレヤナギ?もすっかり新緑

 

 

この時期、標高差を一番感じます。

 

 

戸隠連峰西岳は、こんなですよ、こんな

 

雪崩の跡がくっきりと!

 

この標高差は、昔は無かった!

 

長野市はみんな海だったところ!

 

そこが隆起し、山ができ、飯縄山が火山として噴火したり、

 

活断層が激しく動いて長野盆地ができた履歴書のお話…

 

 

そこから、考えよう!という授業です。

 

名付けて「ながのろじー」 

 

そのトップバッターを、毎年仰せつかっています…

 

ド〇ャースの大〇君!のよう… (ウソ!)

 

 

大地の生い立ちとわれわれの生活との関連を2時間弱…

 

高校生に山の名前を尋ねたら、知らないとの答え

 

教室から見える飯縄山や三登山なのですが…

 

🐶「イカンゾ、それは、答えは身の周りにあるのじゃ…」

 

 

🐶「足元の履歴書… 大地を知ることから学ぶのじゃ…」

 

災害から身を守るにも大事なことです…

 

長野市や県の職員が、かわるがわるその良さをお話する講座…

 

 

立派な高校で、中学校も併設されています。

 

 

大正8年創立の学校です…

 

古い資料があるので、ちょっとあさりました…

 

今日目に留まったのは、これ!

 

 

川中島自動車の路線図…

 

バスの運行が盛んだった時のもの…

 

🐶「これは、これは…興味深い…」

 

当時はこの博物館の前もバスが走っていました…

 

過疎化と人口減少で、廃止に向かっています。

 

これからの未来を担う高校生にも考えてもらいたいなぁ、と思います。

 

今日のところは、このへんで…