戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

トガクシソウ講演会

先日からご紹介させていただいておりました

トガクシソウ発見150年を記念した講演会

「トガクシソウ 発見・命名と伊藤家」が

無事に開催となりました。

 

(絵心のある職員に描いてもらったトガクシソウの絵も好評でした^^)

 

講師は千葉から遠路はるばる来ていただきました、

伊藤篤太郎(トガクシソウの命名者)のご親戚でもある

岩津先生です。

 

 

 

 

そして、こんなコアなお話を聞きに来てくださった皆さん、

本当にありがとうございます。

 

皆さんの関心や熱意の高さが伝わってくる講演会でした。

 

先生のお話では先に伊藤家についてのご紹介があり、

本題のトガクシソウの発見について

 

現在の企画展の展示でいうと、

この「未知の植物を発見!」の部分です。

 

さらに学名の命名については、

名誉やプライドなど渦巻く人間ドラマについても

丁寧に解説をいただきました。

 

トガクシソウはドラマを秘めています・・・

参加者の皆さんに書いてもらったアンケートには

「朝ドラになりそうですね」という声もありました^^;

 

朝ドラと言えば一昨年は牧野富太郎博士が脚光を浴び、

博物館では、戸隠で牧野博士が発見したヒメアジサイをテーマに

展示をさせてもらいました。

 

そのヒメアジサイもこれから見頃を迎えます。

 

 

自然が豊かなだけでなく、研究の歴史が深い戸隠です。

企画展は8月24日(日)まで開催しておりますので、

ぜひご覧ください。