戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

高原めぐり

今日は本当に久しぶりに朝からのまとまった雨です・・・

おかげで潤いました^^

 

雨で野外見学の予定が変わったりと、

朝から慌ただしかったですが、

関東の学校さんの理科部の合宿グループや

フリースクールの子どもたちなど、

平日でもにぎやかなのは、夏らしくていいですね。

 

さてお盆本番を迎える前、この月初めに休みが多い某職員

あちこちふらふら出かけております。

この時期に行くなら涼しい高原に決まりです^^

 

月曜はおひざ元の戸隠高原、標高1200mへ。

 

ヒヨドリバナヒョウモンチョウの仲間が群れて吸蜜に忙しそう・・・

 

早くも紅葉?しているのはトチノキ

もしかしたら水不足の影響でしょうか?

きれいですが、苦労している証かもしれません・・・

 

森の中で、一つだけ花をつけたウバユリにも出会いました。

ふつうは10こ以上花をつけるのに

一度草刈りされて、栄養不足だったのでしょうか?

もともと数年かけて栄養を地下の鱗茎に蓄えてから花を咲かせる植物です。

花を咲かせたら、その株は枯れてしまうのに、

1個しか咲かせられなかったのは無念でしょう・・・

 

昨日は足を延ばして朝から志賀高原へ。

戸隠高原よりも標高が高く

1500m以上でさらに涼しいです。

 

散策路沿いのクロベやオオシラビソ

 

コメツガなどからなる、亜高山の森を満喫しました^^

 

8月ともなると春に咲いた植物は結実が始まっていました。

 

ゴゼンタチバナ

 

タケシマランの赤い実

それに、様々なコケもきれいでした!

 

昼休憩中、

ちょっと変わった虫が服にとまりました・・・

 

小さなハチですが、何か抱えています。

どうやら狩りバチが、クモのお尻をくわえて運んでいるようです。

ご丁寧に、クモの脚はとられてなくなっていました。

おそらくこのハチは、クモを巣に運び込んで、卵を産み付け、

生きたまま幼虫の餌にするのでしょう。

ネット上で同じような記事があったので、

このハチがクモの脚をとるのはデフォルトのようです・・・

 

グループでの志賀高原の観察が早めに終わったので、

ちょっと気になることがあって、黒姫のふもとへ移動。

 

標高約800mの御鹿池の周辺で探し物を少々・・・

 

妙高山を望んで高原巡りを無事終了しました。

 

今回訪れた、戸隠、志賀、黒姫のいずれの高原にも

夏の合宿に来られている学生さんグループに大勢出会いました。

今年の暑さを経験すると、

夏に涼しい場所でトレーニングや合宿をする重要さがよくわかります・・・

 

信州での合宿の経験が、

皆さんの今後にいくらかでもプラスになるといいですね!