戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

地層と戦った跡をめぐる…

昨日今日と秋雨前線が元気になりました…

 

急に秋らしくなってきました…

 

昨日は元気な子どもたちと地層見学…

 

 

普段は足元にあるのに、気が付かない地層…

 

それをさわって確認…

 

雨の中でしたが、こんなものも子どもたちが見つけてくれました…

 

 

ハリガネムシです… 

卵を産むために、カマキリのおなかの中から出てきたのでしょう…

 

🐶「そうめんのようじゃが…生き物なのか…」

 

犬や人にも寄生するらしいですよ、柴犬館長…

 

🐶「ええっ、生水は飲んではいかんな… こんなものの卵が入っているかもしれぬ」

 

 

クリの実も、開き始めてきましたが…

 

 

先日の風雨で、たくさん落下した場所も目撃…

 

🐶「せっかく大きくなってきたのに残念じゃ…」

 

 

閑話休題

 

先日のお休みを利用して、長野県中部の筑北村へ出かけました…

 

 

浅くなりつつある、北部フォッサマグナの地層「小川層」の見学です…

 

戸隠の地層より、ちょっと古い地層です…700万年ほどまえ…

 

 

硬い地層で、クロスラミナが発達しています…

 

地層が硬くて、松の木しか生えません…

 

 

雲形浸食とよばれる化学的風化により、穴ができ、

そこには観音様の石仏が安置されています。

 

🐶「大きな岩があり穴があると、人は何かを求めたくなるのか?」

 

その近くの青柳宿には、こんな切通しもあります…

 

 

人の力で、硬い地層を掘り抜き、交通の便をよくした場所…

 

善光寺へつながる街道の一部です…

 

何回かに分けて掘り下げられています…

 

🐶「すごいな、人間、こんな岩をくりぬいてしまうとは…」

 

 

当時のノミ(タガネ)のあとも残っており、

 

その岩の硬さが推測されます…

 

どんな思いで、地層と戦ったのか、ちょっと気になります…

 

信州には、地質的にも歴史的にも、いろいろな面白いところが多数残っています…

 

🐶「みなさんも、ぜひ、こうした土木遺産の巡礼をどうぞ…」

 

今日もおあとがよろしいようで…