戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

北へ南へ

今日は予報よりも早く、

午前中に本格的な雨となりました・・・

昼には雷も・・・

 

地層見学の学校さんは雨の中、何とか実施。

飯綱山登山を中止した学校さんも来館。

そして奥社の調査も、雨の中粘りましたが、

紙が濡れて書けなくなったので、

昼前に中止となりました・・・

 

いやはや、

九頭竜様、張り切りましたね><!

 

さて先日、長野県南部、秘境と呼ばれる中央構造線の谷、

遠山郷へ日帰り調査に行ってきたので、ご報告します。

 

20年ほど前にも一度行ったことがあるのですが、

林床のすけすけ感が増したように思いました。

 

人がめったに入らないような林道沿い。

下草が無いのは増えすぎた野生のシカが

みんな食べてしまうからです・・・

 

 

萌芽したヤマハンノキの芽も、

刈りそろえたように食べられていました。

 

 

わずかに残っているのはシカが嫌いな植物・・・

 

苦いアケボノソウ

(苦くて有名なセンンブリの仲間)

 

臭いマツカゼソウ

(ミカン科の草で、独特のにおいがします)

 

フタリシズカやコケも、シカのお好みではないようです^^;

 

近くの川沿いにはとげとげのフジアザミがわっさわさ・・・

 

独特の景観が興味深いです。

 

林道のようなせまい生活道路も何度か走りました。

戸隠では慣れていても、

初めて通るところはやはり緊張します・・・

 

その途中、小さな滝を発見!

車を停める場所が近くになかったので、

遠くから歩いて接近。

気持ちの良いマイナスイオンを感じました!

毎日、滝を眺めて生活できるとは

ちょっとうらやましいです・・・

 

なんとか調査を終えた帰り道、

看板に誘われて、

無料で見学できるという

小学校の木造旧校舎に寄らせてもらいました。

 

昭和7年建築。

趣のある、いい建物です^^

林業で栄えたという地区のシンボルでもあるのでしょう。

 

 

素人目にも、よい木材を贅沢に使っていると感じられます。

それぞれの教室は、図書館や地区の歴史や祭りの紹介にも使われていました。

道路沿いの手作り看板といい、地元愛をひしひし感じます。

 

元気に鳴く犬教頭ハチに、看板の通り

遠くから挨拶をさせてもらい、

秘境の郷を後にしました。

 

中央構造線が通っているジオスポットでもあります。

今回は駆け足で廻ったので、

次は是非ゆっくり出かけてみたいです^^