戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

秋晴れの観察会

今日は植物観察会の開催日、

場所は長野オリンピックの会場の一つ、

長野市ボブスレーリュージュパーク、

通称「スパイラル」です。

 

グリーンシーズンはウォーキングコースとして開放されています。

そして、秋のこの時期、渡りをするタカ類の観察ポイントとしても

最近は人気です。

 

今日は気持ちのよい秋晴れで、

朝、駐車場で集合しているときから、旋回するタカの群れ

「タカ柱」を見ることができました。

頂上の展望広場につけば、さぞや・・・ と期待が膨らみます^^

 

もちろん植物観察会なので植物メインで出発です!

 

 

熟し始めた紫色のノササゲのさやがきれいでした^^

 

途中で道路をショートカットする森の中の散策路もあり、

立派なオオバボダイジュが林立していました。

ちょうどスポットライトを浴びているようで、

白い樹皮が輝いていました。

 

フユノハナワラビの仲間もあちこちで顔を出していて、

秋になったことを教えてくれます。

 

無事に展望広場にたどり着くと、

飯綱山を正面にタカの観察をしているかたが何人もいらっしゃいました。

今日はお天気がよく、すでに350羽も飛んでいったとか・・・

 

 

今日、写真を撮っていなかったので、上は4日前の下見の時のものです。

この日はお天気が今一つでした。

 

コンパクトカメラでは全然映りませんが、

10分ほど滞在する間に、20羽以上の集団も見られました^^

 

さらにタカの渡りだけでなく、

(芋虫が苦手なかたは注意!)

 

道端でもがく芋虫を拾ったり、

(トビイロスズメというガの仲間だそうです・・・)

 

キブシの実がたくさん実っているところに、

アカスジキンカメムシの幼虫(右側の葉の上)がいたり・・・

色々と盛りだくさんの半日でした。

 

この写真ではわかりにくいので、

数日前に別の場所で撮ったアカスジキンカメムシの幼虫(集団)の写真を

勇気をもってあげてみます。

(こちらも虫が苦手な方は注意!m(__)m)

 

スマイルマークに似ていると、ときどき話題になるカメムシです。

そういえばこの木もキブシでした。

 

キノコも採れたし、

出会いの多い観察会でした^^