戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

冷たい雨と冬支度

今日は昼前から雨模様でした。

午前中に野外観察をしていた団体さんが午後からご来館。

その後、博物館見学です。

 

雨の中、お疲れさまでしたm(__)m

 

気がつけば、館の周りでも紅葉が見られるようになりました。

 

ハナミズキドウダンツツジの植え込みがだいぶ色づいてきています。

 

カキも完熟しているものもあって、

おかげで、昨日緊急保護された動物が、命拾いしました^^

 

建物裏のクリの木も実を落とし始めました。

隣のケヤキ(写真中央)は夏の高温で葉を落とし、

9月になってから改めて芽吹いたので、

まだみずみずしい新緑の色合い。

右側のサクラは紅葉していて、三者三様です。

 

さて先日、野暮用で東信へ足を延ばしました。

その日は朝方の雨がやみ、

昼には浅間山が雲から顔をだしてくれました!

 

雄大な景色に感動です^^

 

用事が無事に終わった帰り道

浅間山山麓の道端で、

鳥が2羽、道路ぎわにおりているのに気が付きました。

 

高山にすむカラスの仲間、ホシガラスでした。

何かを懸命についばんでいるようです。

 

くりくりの目に白黒まだら模様が愛らしいです^^

 

後姿は、真っ白なお尻がぷりっと膨らんでいるようで、

これまた何とも言えません><

 

戸隠山でも稜線で出会うことはあるのですが、

たいてい見つけた時には、木から飛び去ってしまいます。

こんなにじっくり全身見られたのは初めてでした。

 

どうやら道脇に落ちている五葉松の松の実を

ひろって食べているようでした。

きっと冬にそなえて貯食にまわす分も集めているのでしょう。

 

木々も動物も冬の準備に忙しくなってきました。

季節は着実に進んでいるようです。