戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

今年度さいごでした。

今日は今季最後の植物観察会。

茶臼山の棚田で秋の里山歩きをしました。

 

ワレモコウやキキョウ、カワラナデシコ、サワヒヨドリの咲き残りもあり、

思ったよりも花が見られました。

棚田の石垣にはツメレンゲもかろうじて!

 

ベンケイソウ科の多肉植物です。

花の穂が長く伸びています。

咲いた株は冬に枯れてしまいますが、

小さな脇芽からまた増えていくそうです。

そして、今年咲かなくても、

来年の準備をしっかりしている株もあって

 

このヒマワリのようになっている中心部分は

来年の秋に伸びて、花穂になるそうです。

一年前から準備をしているとは、驚きです!

 

スズサイコのさやも見つかりました。

中には綿毛が収納されています^^

 

林の際にはいろいろな木の実も見られました。

 

コバノガマズミ

 

コガキ(野生のカキ。実は2センチぐらいです!)

 

クマノミズキは実の枝ごと木の下に落ちていました。

枝が赤くなり、サンゴに例えられることも多いです。

 

ちなみに、クマノミズキは葉も実の枝も対生ですが、

似た仲間のミズキは互生です。

 

観察会の後、博物館への帰り道で見つけたミズキの枝と比較

 

こちらのミズキのほうが、枝が互生で立体的な感じがします。

観察会のときに両方見られれば比較ができたのですが、

写真でご勘弁くださいm(__)m

 

他にも、香りのよいオガルカヤ(レモングラスに近い仲間)や

ネズミサシ(ジンの香りづけにするジュニパーの香り)の実をかいだり、

野生のブドウの仲間、エビヅルの実を食べたり、

五感で里山を堪能し、

今季のしめくくりを楽しみました。

 

木の葉に集まっていた、丸い虫を見るために、

頭上の枝を採ったら虫の雨を浴びるという

捨て身のオチつきです・・・^^;

マルカメムシというカメムシの仲間でした・・・

 触っても硬いので甲虫かと思いきや、

 覆っているのは羽ではないそうで、

 折りたたまれた羽が別に体の横に伸びて、飛びました!)

 

いろいろ盛りだくさんの最終回でした。

また、来春に皆さんとお会いできますように!

ありがとうございました!!