戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

深まる秋…と水の流れ

11月もこの土日で前半戦が終わります。

 

一年の流れの早いことを実感します。

 

今年の小学校6年生の地層見学も、今日でおしまいです。

 

 

地層や化石をなど実物に触れ、ものを見て考える…

 

それを大切にしてきた博物館です。

 

 

先日の市政番組の際にみた長野盆地です。

 

千曲川の堤防の上から、飯縄山や裾花川の扇状地を眺めました…

 

この平らな部分は千曲川の氾濫堆積物で、

 

その背後、中心市街地のある緩やかな坂は、裾花川の扇状地堆積物でできています。

 

裾花川の谷が削った砂礫が、この坂道をつくっています。

 

その背後の山々は、長野盆地西縁の断層群の影響で

 

海底に堆積した地層群が隆起した部分…

 

白い軽石質の凝灰岩層や流紋岩の溶岩類の「裾花凝灰岩層」です。

 

その背後にある飯縄山は第四紀火山で、なだらかな山麓をもっています。

 

 

 

これは、長野盆地西縁断層がつくる景観です…

 

盆地の西側山地が隆起し、長野盆地側が沈む動き…

 

それが、長野盆地へと水が流れ込む現象を作ったのです。

 

 

 

裾花川の水が長野盆地で人々が暮らす源となってきました…

 

そんな内容で、今度の市政番組では、水と人々の暮らしを取り上げます。

 

今日のところはこの辺で…