戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

今日は豆まきの日

本日2月3日は節分、

そして、明日は立春! 暦の上では春が始まります!

 

明け方に積もった雪もわずかで、

昼頃からの日差しでどんどん溶けていきました。

太陽の力は偉大です^^

 

お昼の県内ニュースでも、

園児の豆まきの様子が紹介されていました。

そう、今日は「豆」がフィーチャーされる日でもあります!

 

館内で「豆」と言えば、もう7年前になりますが、

企画展で豆をテーマに取り上げたことがあったので、

色々集めた資料が残っています。

 

 

豆には本当に色々な種類があります。

大豆の種類だけで、全国に1000種類ぐらいあるとか。

世界中を見渡せば、気の遠くなるほどの数になりそうです・・・

 

2階の廊下には、市内の廃校になった学校さんからいただいた資料もあります。

 

種子専用の保存瓶に入っていますが、

頭の丸いものが「タコ瓶」

 

頭がとがっているものは、、、、

もうおわかりでしょうか?

「イカ瓶」です。

学校教材カタログでも使われている言葉ですが、

まさしく!と言ったところです^^

 

レトロな喫茶店では、現在もコーヒー豆の保管用に

この瓶が使われている映像を見ます。

コルク栓が下についているので、

湿気がたまらない構造になっているのですね。

 

筆で書かれたラベルもいかつくて、

昔の「学校教材」感がぷんぷん漂ってきます^^

ちなみに「イタリアンライグラス」はイネ科の

「ルーサンコモン」はマメ科の牧草

「白玉」は大豆の品種のようです。

 

じつは、この瓶を見ると、

5年前に大学の友人が博物館に遊びに来たことを思い出します。

帰り際、彼女に館内で面白かったものを尋ねたところ、

真っ先に

「大豆兄!」 と答えたのです。

 

それがこちら

 

見た通り、大豆の品種が「兄」ということ!

彼女の心を鷲づかみにした大豆の兄貴!

これを作った学校の先生も、まさか何十年もたって、

博物館で一人の女性を喜ばせるとは思ってもみなかったでしょう。

 

ちなみに、先ほどネットで大豆の品種「兄」を検索したところ、

存在していました。

しかも、古い論文の中の一文で、

戦後すぐに行われた大豆の新品種の作成のために

「兄を母とし、農林2号を父として人工交配を行い・・・」

という文章を見つけました。

 

学校教材には地域の文化が詰まっている!

瓶に保管された豆一つでこれだけ楽しめるのですから、

まだまだ奥が深い世界と言えそうですね・・・