戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

少しずつ変わる

企画展 「田んぼとため池の生き物」 が

はじまって半月ほど

ようやくみられるものや(もぐってて見えないけど)

発生してきたものたちがいます

 

実は 生き物の展示では 地元の田んぼの土も

展示していて その土にはいろんなものが

隠れているのです

そもそもは 二枚貝 の 飼育用に

入れた田んぼの土ですが

半月たって ようやく濁り が 落ちついてきました

ただ その姿は見えませんね

 

二枚貝(タガイ)は3個体いれているのですが

体全体 は もぐっていて 

呼吸をするための部分しか 姿を出しません

 

そのため 見えるの 口唇 の ような 部分だけ 

わかりますか?

しっかり写っていますが 

イトミミズが目立ちます;--

 

ほかには

マルミジンコと思われるものが 点として ライトで映し出されています

けっこう大きくなってきました

 

動物プランクトンは他にもいるかもしれません

ケンミジンコやカイアシ類、ミズダニなどもいるはずなので

見つけたら教えてください

(某職員は近眼&老眼がひどくよく見えません><)

 

また 同じように田んぼの土からは

ヒメモノアラガイとおぼしき巻貝もでてきています

 

ミジンコやイトミミズを水中に確認したあとでの

発見だったので 少し驚きでした

 

田んぼにすむ巻貝の仲間は肺呼吸する生き物なので

土中で水中なら 呼吸するためにでてくるので

もっと早く見つけられると思っていたのに

あまかった・・・

 

 

ちなみに

二枚貝のエサには クロレラ を水に溶かしてあげていますが

ミジンコも ヒメモノアラガイも 

植物プランクトンもたべるので

ある意味エサが競合します

 

会期中 元気でいてくれるか少し心配です

(特に姿が見えないタガイたちは・・・)

 

 

他にも 飼育展示は随時 

野外で捕まえられたら

増やしていきますので 

今回は展示物が変わる企画展です

何度も来ると面白いかも?

 

 

ちなみに希少種 シナイモツゴ も 展示中です

長野市のため池にすむ 絶滅危惧種IAに指定されている魚です

まず 見ることはない生き物ですので この機会に覚えてください

(ここではずっと飼ってますが・・・)

 

 

 

そういえば

3/29にご報告したウーパールーパーの卵ですが

どうやら発生はしていないようです

 

発生が進んでいれば そろそろ外見からも

わかるような状況のはずですが

まだ こんな感じだし 溶けてきてるし

ちょっと ほっとしていますが まだ

産むかもしれないので しばらくは経過観察です

 

このまま生まないようなら 

90㎝水槽の親世代は おばあちゃんたちと同居させ コンテナへ

すると1Fのキューブ水槽から 繁殖用に兄姉世代が90㎝へ移動して同居

展示用の1Fのキューブ水槽には 弟妹世代を選抜かな~

そして 残り大勢の弟妹は 性別判定して120㎝水槽で男女別飼育だな

 

そんな方向で 機会を見つけては 

準繰りところてん方式で移動していきます