戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

驚きの結末

地震被害の全貌が明らかになってきました。
道路に亀裂が入っている場所がいくつもあり、
2日間続いた雨のおかげか、さらに広がっているような、
と思いながらも、毎日通勤に通っています^^;

やはり盛り土をした場所などが弱く、被害が大きかったようですね。



さて、昼休みにテーブルの片隅をみると何やら異変が・・・


ナナフシさんがいない!!?


ケースの隙間から外へ出てしまったようです・・・


このところ落葉が進み、エサに食べてもらえるような
緑のコナラの葉をあげることができず数日がたち、
もうだめかな、と思っていた矢先のできごとです。


ペットボトルの中で一生を終えるなんていや!
と、彼女が思ったかどうかは定かではありませんが、
職員総出で(今日は2名ですが・・・)探しても見当たらず、
トビナナフシという名前だけあって、
翅を伸ばして飛び立ってしまった、と思うことにしました。。。
まさか、こんな結末が待っていようとは・・・w(゚o゚)w


遺影用に撮っておいた11月15日のナナフシさんです。


(逆立ち姿勢が多かったな・・・;;)


5月31日に拾われてから約半年、よくぞ大きくなってくれました。


彼女は47粒の卵を産みました。

うち、5つは養女に出されました。
(メス1匹での完全にクローンの卵なので、子どももメスです)

そして1つは荒っぽい職員によって、つぶされてしまいました。
(種みたいだなと思ってつまんだら、もちろん種ほど固くなかった、
という結末・・・ノ( ̄0 ̄;))


この子たちが来年うまく孵化するのか、見守っていきたいと思います。