戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

異常な暑さに

台風17号日本海に進み、温帯低気圧になりました。

 

夜から午前中にかけて強めの風が吹き荒れました。

 

収穫期を迎えた作物に被害がでないことを祈ります。

 

10時ぐらいからは異常な蒸し暑さになりました。

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長野市街地では気温が32度を超えたそうです。

 

博物館の百葉箱の中の温度計も30度越え… 暑いです。

 

暑さ寒さは彼岸まで…なんて言葉は死語になりつつあるのかも…

 

日本海に向けて南風が吹き込んだとはいえ、異常です。

 

 

 

 

そんな中、珍客がやってきました。

 

鼻の長い「ジネズミ」です。

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ネズミと呼ばれるものの、モグラの仲間です。

 

鋭い歯をもち、虫やクモなどを食べる仲間です。

細長い、とがった鼻先は、獲物を捕まえるためのセンサーなのだそうです。

 

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しっぽの長さを加えても、10㎝程度の小型哺乳類です。

豊かな自然が残る、戸隠ならではことのでしょう。

 

この現実を受け入れるしかありません!

お彼岸中心の、秋の三連休パート2!

 

多くのお客様でにぎわった戸隠です。

 

しかし、その背後には厳しい現実もありました。

 

昨日の夕方、帰り際に、カモシカに出会いました。

 

県道のど真ん中に、仁王立ち!

 

えっ!、、、、こちらを見て睨んでいます。

 

まだ若い個体でした。

 

急ブレーキを踏み、携帯を向けると、急いで去っていきました。

 

うれしいような、悲しいような…

 

 

 

その数日前には、キツネに遭遇!

 

柴犬館長との巡回中の出来事です。

 

そのキツネは咥えていた黒いものを落として、逃げていきました。

 

お互いにびっくりしたからでしょう!

 

落としたものが問題です。

 

それがコレ!

 

 

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ツキノワグマの前足です。

 

なぜ?????????

 

いろいろと妄想が広がりますが、ここは読者にお任せしたいです!

 

人口減少と、里山の荒廃が、その背景にあることは間違いないでしょう!

 

こんな瞬間を見たくはなかった、というのが本音です…

 

ツキノワグマは、本来は奥山に住む動物だったはずで、

 

キツネと出会うことはなかったと思います。

 

キツネがこのものを咥えて、この地にやってくるには、

 

大きな変化があったのではないか、と思っています。

 

この大きな変化は、人とのパワーバランスの変化を物語っていると考えます。

 

皆さんにも考えてもらいたい、と思い、

 

想像をめぐらせてほしい、と考えております。

 

なぜ、こんなものがここにあるのかは、語りたいことはありますが、

 

ここでは、事実のみをきするように、との柴犬館長の仰せです。

 

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ぜひ、こうした問題についての熟慮を望みます。

 

山奥の博物館からのレポートでした。

 

 

 

 

 

 

今日は「本物」ゼミナール

今日は、本物ゼミナール

企画展「あなたの知らない豆の世界」をみなさんとみて回りました。

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そこへ現れたのは、本物の豆の専門家!

試験場で大豆の品種改良に従事されてこられたかたです。

様々な豆について、熱くかつ丁寧に解説していただきました。

 

 普通の白い大豆、青大豆、黒大豆のちがいとは?

 中国やアメリカでは大豆は食用豆ではない!?

 あの小布施の有名なお菓子にも豆!

などなど、「へ~~~!」が目白押しです!

 

スペシャルゲストのおかげで、職員も大満足^^

当然かもしれませんが、豆ワールドには、

「あなたの知らない世界」

がまだまだつまっています!

展示がはじまって、さらに研究意欲がわく面白さ!

 

豆が人をよんだ企画展

豆と人とのつながりの深さ、強さ、歴史の長さを痛感しました。

ありがとうございました!m(__)m

 

 

あとかたづけ

今朝は冷えました!

標高約900mの職員の自宅で、9度だったとか。

9月で一桁です><!!

風邪をひかないように、気を付けましょう・・・

 

企画展開始から はや一週間。

ようやく片づけを始めました。

展示できなかったものは、撤収しました。

 

大型植物の押し葉標本をかざるために、

たたみ1畳分のパネルと新聞紙を駆使して

乾燥を試みたのですが・・・

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クズは吸湿しないパネルの中で蒸れてしまったようで、

葉は変色、花もぼろぼろ落ちてしまいました。

毎日新聞紙をかえたり形を整えたりと、

苦労したのにな~~~;;

 

さらにショッキングだったのはネムノキです。

乾燥を終えて枝を持ち上げたら・・・

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一つ一つの枝・葉が、

ばらばらに散らばり落ちたのです><

叫び声をあげたいくらいでした・・・

慎重にもちあげた小さなパーツを

すぐラミネート加工してなんとか間に合わせましたが、

不格好なのは否めません。

 

ネムノキは夕方になると枝や葉をたらす、

就眠運動をします。

枝葉の継ぎ目部分が弱いのかもしれません。

なかなか思った通りにいかないものだと

勉強させてもらいました・・・

 

先日寄った、東京駅の隣のJPタワー(KITTE)内の

東京大学総合学術博物館では、

ちょうど「メガロマニア植物学」という特別展を行っていました。

http://www.intermediatheque.jp/ja/schedule/view/id/IMT0188

私が試みたものより、はるかに大きな葉、

例えばオオオニバスの葉1枚を

そのまま乾燥させたものもありました。

失敗して、ばらばらになってしまった葉を、

ビンの中に押し込めたものも展示されていました!

 失敗したのをただ捨てたくないよね、

 苦労したよね

と、とても共感できる展示でした。

そして、肝心の乾燥方法はいかに?

 

当館の玄関では現在

マメ科植物、ハギとオジギソウの花がきれいに咲いています。

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豆ワールドへようこそ!

 

思わぬ苦労もあったけど、なんとか始まってよかったな、

としみじみ思います。

実家から

企画展が無事にはじまったところで、

東北南部にちょっと里帰りしてました。

稲刈りの準備で、田んぼの畔の草刈りもしました。

刈る対象ですが、仕事がらか、

ついつい目に入ってしまう、あれやこれや。

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お! 長野だとけっこう珍しい、コバノカモメヅル。

地味な色ながら、面白い形の花です^^ タコ形?

 

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道際にはネコハギを発見!

企画展でほしかった、花の写真がばっちり撮れました!

 

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ススキにはカヤネズミの巣(中身は空)もついていました。

こちらは、刈り取ってから気づいたので、

お持ち帰りにしました。

 

作業がはかどらないと怒られるので、

このへんから心を無にして刈りまくりました。

ミッションはなんとか果たせました。

 

そうそう、企画展と言えばこれも実家から

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大豆製品のケースの後ろに古い風呂敷をさげました。

今は亡き、祖母の遺品で、

裏側に隠れている住所から、昭和30年代のものとわかります。

味噌樽に醤油瓶、お店のマークが手をとって踊っています^^

斬新で楽し気なデザインがお気に入りの逸品です。

(このお店は現在はないようです)

日の目を見ることができてよかったです!

 

 

っぽく みえる

先日 こどもと釣りをしに川へ

バスにすら無視される有様で

坊主でとぼとぼと帰る途中

 

こどもが叫びました

お父さん! 

ヘビ!

ふんだよ

 

振り返り下を向くと

たしかにヘビがいました

 

ごめんね~と

あやまりつつしゃがむと

 

なにすんだ!

と じっと動かず無言のアピール

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アオダイショウの 幼蛇 の ようだ
(ふっ、ずいぶん冷えてきたな・・・)

 

ついつい写真をパシャリ

通常 ヒト相手にこんな事したらものすごく怒られますが

ヘビも例外ではありませんでした^^;

 

首の根もとを膨らませておこります

 

俺の頭は三角だぜ~

マムシに見えるだろ~

って感じに

 

小心者の職員は

この子(アオダイショウの幼蛇)が言うように

マムシだったらどうしようと思えてきて

接写するのが怖くなり

頭三角にするところを撮れませんでした

(ネットに それっぽいのはあるので気になる人は見てね)

 

 

しょうもないついでに

先日よりはじまった

企画展「あなたの知らない豆の世界」

の マメニュース!

 

手作り看板にかわいいマメネズミがいます

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ある場所のある角度でのみ

それっぽく見えます

 

他にもあるかもしれませんので

まめに探して

できれば

マメにSNSにあげてください

 

豆だけに・・・

おあとがよろしいようで・・・

秋の戸隠 三連休

今日は曇りがちでしたが、この3連休は天気に恵まれ、

多くのお客様に足を運んでいただきました。

しかも、今日は敬老の日ということで、無料開放日です。

みなさん、入り口で「ラッキー!」と笑顔です。

 

 

中秋の名月とともに始まった、

企画展「あなたの知らない豆の世界」も好評!

また、「水晶ひろい」を目当てに来館される方も多かったです。

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しかも、いろんな方にご来館いただきました。

この小学校に勤めていた先生、

かつての大学の同期生、

美術館の学芸員さん(しらべもので)、等々

 

地の果ての博物館ですが、帰り際には、皆さん笑顔になっていかれます。

良かった! よかった!

 

三連休中、暇をみつけては、柴犬館長と秋探し!

しかし、ある事件で館長は、ちょっと不機嫌に…

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田んぼの周りに張り巡らされた「電柵」に、触れてしまったため…

イノシシに荒らされないようにしてあるのですが、ついうっかり(*_*;

かなりのショックだったようです。

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「危険な世の中になったものじゃ、(+_+) タメイキ~」

 って、、、館長まだ2歳では…?  

今後は秘書も用心しますので、どうか、お気をつけ下さい…

 

さて、稲穂が首をたれるほどに、赤トンボも色づいてきました。

秋の深まりを感じます。

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ふくらんだ〇〇〇(←あえて伏字)も、今後色が変わるでしょう。

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この秋の実を知らない子どもたちが、とても多いということに

ショックを受けてもおります

クルミツユクサなども気が付かない、見ようともしないのです)

 

館長、やはり実物をみたり、自分で体験しないとだめですね!

 

「そうよね、でも電柵はかんべんしてほしいわ!」

「あなたも、ちゃんと注意してね!」

 

戸隠の花豆もみのりつつあります。

豊作になると、よいですね。

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「豆」展で戸隠にお出かけの際は、

こうした実りも味わっていただけるようお願いします。