戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

大型連休前のことです…

4月26日(金)のことです…

 

来月、長野市戸隠を会場に全国大会が行われます。

 

全国伝統的建造物群保存地区協議会の総会・研修会です。

 

全国の重要伝統的建造物群を持つ自治体や

町並み保存に取り組んでいる方たちが集まります…

 

その現地研修会の案内をするガイドの方々と下見です。

 

戸隠の宿坊群を見て周りました…

 

 

まず、中社、広庭の大鳥居の足場の撤去が進みます…

 

古い宿坊も修復中… 昔の構造が残っているので、それを活かしています…

 

 

国の登録有形文化財に指定されている宿坊もあります…

 

江戸時代の戸隠顕光寺に関わるものが多数残っています…

 

これらを案内せねばなりません…

 

午後は、宝光社の宿坊のお庭も拝見しました…

 

立派なお庭で、おもてなしの心が伝わります。

 

 

当日はサクラも満開… 残雪の残る西岳もよく見えます…

 

 

宝光社の急な階段も登って、参拝…

 

幕末の権現づくりの社殿が残っています…

 

いろいろなお話を担当係長から伺いました…

 

戸隠は、やはりすごい所でした…

 

火事が多かったので、一部は焼けてしまいましたが、

 

昔の風情も各所で感じられました…

 

この戸隠の良さを大会の時にどうやって伝えるか、調整が必要ですね…

 

地質学的には、飯縄山の崩壊堆積物の凹みに集落が発達…

 

そこは水の集まる場所…

 

やはり集落が長年維持される場所は、水が豊かで、

 

冷たい北風を防ぐことのできる場所…

 

中社や宝光社の社殿を中心に、表参道がつくられ、

その東側に集落が発展し、新町通りがつくられています…

この構造は善光寺の門前と同じ構造…

 

 

🐕「門前町の構造は、善光寺・戸隠も同じじゃ…」

 

それは、地質学的にも意味がありました…

 

戸隠の良さを紹介しているのが、

現在当館で開催中の企画展「戸隠七不思議展」です。

 

ゴールデンウィーク中は、お昼時を中心に渋滞しているようです。

駐車場もいっぱいで、苦労している、との話をお客さまから聞きました…

 

🐕「渋滞を避けるには、当館が良いですよ…」

 

柴犬館長、もっと遠吠えで皆様にお知らせをして…

 

今日もおあとがよろしいようで…