戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

とりどり・・・

先日持ち込まれたカケスのひな。
日に日に元気に&厚かましくなっていきます^^;
「ギャーーーー!」とお得意のだみ声でねだられるばかりではいけないと、
野生復帰を目指して、どれくらい飛べるのかをチェックするために、
部屋の中で放してみました。

羽を必死に動かし、一瞬浮いたかと思ったのですが、
あえなく落下…  机の下のパイプに軟着陸。  飛距離は2m弱。

放鳥は後日に持ち越されました…  (やれやれ…)


さらに!
公民館からまたまた持ち込まれました。
今度は「生き」物ではなく「死に」物です(笑)。

赤みがかった体色がきれいなサンコウチョウのメスです。
オスはもっと紫色で、30cm以上ある長い尾羽がトレードマーク。
夏にやって来る渡り鳥です。
暗い森によく響くその声を「月 日 星 ホイホイホイ」と聞き、
3つの光で「三光鳥(サンコウチョウ)」と名がついたという、
とっても豪華な(?)鳥。
熱帯地域を思わせる異色のその姿は、バードウォッチャーのあこがれです。
近くで声を聞いたことがある、という話はあったのですが、
実物が、しかも死体で届くとは…  一瞬、わが目を疑いました。
昨年のアカショウビンと言い、珍しい渡り鳥が吸い寄せられる
不思議スポットです。
(鳥がしょっちゅうぶつかるというわけではないのですがね^^;)