戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

開花情報2

今日は隣の鬼無里(きなさ)へお遣いに。
途中で見つけたのは、やはり春の到来を告げる早春の花たちです。


黄色が鮮やかなダンコウバイ。
モノトーンだった林にまず色を添える春の使者です。


こんなに暖かければ、もしかしてすでに咲いているかな…?
と、半信半疑で探してみると、
田んぼの土手に小さな白い花がちらほらと。

アズマイチゲです。
カタクリフクジュソウと同じく、春に花を咲かせて初夏には葉っぱも含めて枯れてしまう、「春の妖精(スプリングエフェメラル)」です。
それにしても3月中に咲いてしまうなんて!! 早過ぎます;;


さらに、田んぼをのぞいてみればヤマアカガエルの卵もあり、
発生が始まっていました。


春本番までもう少し。年度末の仕事をさっさと片づけて、
春を迎える準備をしなくては!