戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

海の観察会

ここ数年の恒例行事「海の観察会」です。


まずは砂浜でビーチコーミング

1時間半くらいの採集で
30種近い貝がら
魚の骨
ふぐの干物
コウイカの骨
丸く削られたガラス片
流木や漁具
ハングル文字のかかれたライター
中国語の薬のふくろ
などなど
様々なものが拾えました。


しかし、お天気が良すぎました。
けっこう体力を消費^^;


でも
めげてはいられません!
次いで場所を移して、お昼を食べて生き物調査です。

(なんとなくかっこ良かったのでパシャリ)


フナムシもけっこうきれいですよね。


小さな魚もたくさんいました。

なんとなく癒されます。


親はおそらくこいつ

ドロメです。
潮間帯でうろうろしているハゼの仲間です。
ドット柄がおしゃれなやつです。
他にもナベカやトラギスの仲間などが泳いでいました。
ナベカは婚姻色のでたオスがダンスを踊っていました。
残念ながらメスには振られてしまいましたが
個人的にはかなり癒されました。


魚以外にも
ヤドカリ、イソガニなどの甲殻類
イトマキヒトデ、ゴカイ、ヒザラガイ、カサガイ
アラレタマキビ、クボガイ、キバアマガイなどの岩場の巻き貝や
ムラサキイガイなどの二枚貝も観察できました。


子どもたちははじめ なかなか生き物を見つけられませんでしたが
終盤はどこにどんな風に生き物がいるかをわかったようで
手慣れた感じで捕まえていました。


こうした姿を見ていたら
もっと子どもたちには
こういう機会を設けてあげたいって
改めて感じました。
ので
来年もやるぞ!っと心に誓うのでした。