戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

ひょうたん池

小学校時代に卒業記念で作られたひょうたん池。
そこを生き物が棲みやすいよう、一部に植物を植えたりとビオトープ化を始めて早6年。


コンクリート護岸がうそのように、自然な池のようになってきました。

水面に葉を広げる植物は、
当初、ヒルムシロ、ヒシ、ヒツジグサ、そしてジュンサイの4種類を植えました。
最初の2、3年はヒルムシロとヒシが優勢。
その後、ヒツジグサもじわじわ増えて、
白いきれいな花が見られるのが夏の池のシンボルのようになっていました。


しかし、今年はなぜか、ジュンサイが一番元気です。楕円形の葉っぱだらけ。


しかも、今ちょうど花盛りです。

葉の間から大きなトウキョウダルマガエルがあちこちに顔を出します。


それを狙ってか、中央の島には、細長い影も・・・


毎年同じようで変化している小さな水辺。
そこで、密かに行われている生き物たちのドラマ!^^;
ご来館の際には、ちょっと覗いてみてくださいね。
トンボもたくさん羽化していますよ。