戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

ほらがい その後

なんとか吹けるようになりたい、というお申し出があり、
お預かりしているホラガイ。

口金を外したら、あっさり音がでました^^;
口金と貝の間に隙間があって、うまくならすのが難しかったようです。


そうは言っても、トランペットなどの管楽器を吹くように、
唇を震わせて息を吹き込む、というコツは必要ですが。


館にあるホラガイも、口金があるものなので、
ない状態でも、ちゃんと音がでるというのは、改めて感心しました。

こちらがその吹き口部分です。
貝の先を削ってあって、中に8ミリほどの穴があります。
修験者よろしく、穴が唇の中央にくるように、貝を斜めに口にあてると、
よく響く音がでました^^


調子にのって、抑揚をつけて合戦の合図のように音を出したかったのですが、
さすがにそれは無理。
まだまだ修行が必要かと・・・^^;
でも、明日には持ち主にお返しするので、残念ながら職員の修行は中断。
持ち主さん、ホラガイの道を極めてくださいね。