戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

2015年の重大ニュース

本日は 2015年 最後の開館日・・・
そんな日でも来館者があり 
いい締めくくりになりました^^


思い返せば今年もいろいろありました


年末っぽく
館的に重大だったかな?という
できごとをまとめてみました


3月 
「妙高・戸隠連山国立公園の誕生(分離・独立)」

それに伴って、環境省戸隠自然保護官事務所と共働でいろんなイベントを開催しました。
アクティブレンジャー写真展子ども環境サミット等での展示会など)



「トガクシソウ パンフレット完成!」
春の企画展にあわせ、戸隠で発見され、命名された植物「トガクシソウ」にまつわるドラマをまとめた小冊子をつくりました。

7月 
志賀高原ロマン美術館へ学校教材等を貸し出し」
当館の学校教材等の資料が
山ノ内町の現代アート展〜宇宙をみる眼 アートと天文学のコラボレーション〜に出品されました
(すでに終了しています)
美術の学芸員の手にかかると
ゴミのような資料が立派なアートに…
価値を再発見させていただきました


8月 
「新国立公園発足記念イベントで、ホホジロザメの歯化石を発見」
夏休みイベントの最中
なんと荒倉山から戸隠では最大となるサメの歯化石が!
しかも学芸員自らが発見!
興奮のあまりに周囲をドン引きさせる事態に^^;


9月 
「日本地質学会が長野で開催!」
日本地質学会の会長さんもエクスカーションで来館
さらに地学教育・アウトリーチ巡検の場ともなりました
よいPRの場ともなったようです。


「通称 骨部屋 を使った企画展はじまる」
収蔵スペースを使った企画展「骨の動物園 みんなでつくった標本たち」が始まりましたミドルヤードの一環として
普段は見られない収蔵庫を展示室にしました
館内で最もくつろげる?場の誕生です


番外
「ボランティアとの共働が進む」
通称「解剖団」の皆さんとのつながりが深まっています
企画展準備やイベントの協力
そして標本作りの場で
その力が大いに発揮されています


「学芸員 宙を舞う(4月)」
2014年11月に発生した
白馬を震源とする地震で崩れた虫倉山の調査で
県の防災ヘリに搭乗させていただき
高度1500mから長野の大地を観察する機会に恵まれました


「こんなものもいた!」
奥社近くで見つかったウサギコウモリが持ち込まれました
しかも!
赤子連れ
館に持ち込まれた後に
さらに一匹を出産したようです


また
木材の中から発見されたサソリも届きました
身近なところでいろんな生き物が
頑張って?暮らしていることを実感させられました



「赤ちゃんの誕生ラッシュ!」
企画展「見つけてみよう水辺の生き物」にあわせ
持ち込まれたスッポンの産卵・孵化したり

近隣の方がもちこんだ
カナヘビの卵がかえったり

生命の不思議を垣間見ることができました


「館内の美化運動が進む」
2015年の8月でリニューアルから8年目に突入!
さすがにいろんなところに垢がたまってきました^^;

そこに登場したのが美化委員Iさん><
その初々しいパワーで
新たな展示の作成
館内を片付け等で大活躍!
かなり館内の美化が進みました


他にもこまごまありましたが
なにより多くの来館者に恵まれ
一年無事に過ごせたことが一番でした

これもみなさまのおかげです

ということで


今年も一年お世話になりました
みなさま良いお年をお迎えください


そして


2016年も戸隠地質化石博物館をどうぞごひいきに。



これにて年末年始のお休みに入ります
12月28日(月)〜1月4日(月)まで休館日です
来てもいないんだからね 


たぶん・・・