戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

日々かわる春

今日は、午後から雨になりました。

ようやく咲き始めた桜にとっては、潤いになるのか、

花ちらしになるのか…


館よりすこし下った集落では、もう満開になった桜がありました。

ピンク色も濃く、美しい!


そして、昨年夏から秋にかけての大雨や台風の災害復旧工事も、

進みつつあります。


橋脚部分が崩れ、危険だった綾織橋でも復旧工事が進んでいます。

川の水を管に通し、安全を確認しながら工事を進めるのでしょう。



先日、島根で地震があったり、今朝は大分で大規模な崩壊がありました。

大地と人々との関わり方が、今、問題になっています。



「地質学はすべての学問の基礎である」

「大地なくして、人々の生活はありえない」

明治の地質屋「保科五無斎」は、そう説いて回りました。


その考えを引き継ぐ当館では、

日々変わる自然や人の営みを、

じっくりと見守っていきたいと思います。