戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

激突!

昨日、午後、博物館職員が博物館のガラス窓に激突痕を発見!

こんな泥だらけの痕跡はみたことがない、と驚愕し、

当局にあわてて通報しました。

担当当局では、謎の飛翔体の激突痕とみて、さっそく鑑識作業を始めています。


幅70㎝はある大型飛翔体が3階博物館の廊下の窓ガラスに残されており、

風切り羽根の痕跡や、泥だらけの痕跡が明瞭に残されています。




この飛翔体は、泥をどこかでかき混ぜる生態をもっていたものと、

その筋の専門家は語っています。




この近くを飛ぶ、そのような飛翔体はカモの仲間かも?

以前についた、ヤマドリの例からすると、このような泥の付着は認められていません。

しかし、趣味として泥団子を作るキジ・ヤマドリの存在の可能性も否定できず、

当局では、張り込みを続けています。

また、これだけの衝突をしながら、階下には転落した痕は見られず、

担当鑑識官は、頭を悩ませている模様…


普通、これだけの衝撃があれば、相当のダメージを受ける個体が多く、

ショック死ないしは骨折で、飛翔できずに、落下している例があります。

当局では、落下した飛翔体を、何者かが持ち去った可能性もあるとし、

綿密な鑑識作業を行うとともに、周辺地域の聞き込みを地道に続けています。


なお、この件について、お気づきの点や

泥団子をつくるヤマドリ等について情報がありましたら、

柵署鑑識係へ通報するように、当局は市民へ呼びかけています。