戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

外は爽やかですが・・・

本日は5月最後の開館日

午後には気持ちよく晴れました^^

ゴールデンウィークに始まり、ばたばたと過ごしたこの5月。

今日も、大勢のお客様にご来館いただき、

うれしい悲鳴をあげております!

 

そんな爽やかさと対極のものが、

朝からサポーター室の片隅に陣取っています・・・^^;

昨日、建物の軒下で捕獲されたとメモがありました。

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2㎝もある大きなカメムシ! 

しかも、昆虫の体液を吸うサシガメの仲間、

その名も ヨコヅナサシガメ !!

外来種ですが、化粧まわしのような腹部と、その大きさから

横綱」の名前をもらったそうです。

 

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足の付け根が赤いのも、不気味な迫力を持っています。

刺されたら相当痛いでしょうね・・・

 

同じ瓶の中にイモムシ(土中にいるヤガの仲間?)が入れられていましたが、

エサなのでしょうか?

小さな小瓶がシュールな世界になっていました・・・"(-""-)"

 

昨日もお天気がよかったので、個人的に出かけていたのですが、

同じく刺されたら相当痛いことは間違いない昆虫

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オオスズメバチの女王と遭遇しました!

花の蜜を熱心に吸っていたので、危険は感じなかったのですが、

やはり迫力がありますね・・・^^;

 

さらにイモムシつながりでこんなものも

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相当やばいドクガ?のイモムシかと思って調べてみたら、

シータテハというオレンジ色がきれいなチョウの幼虫でした!

そうわかると、

怪しげな突起がサンゴのような造形にも見えてくる・・・^^?

 

さすが地球上でもっとも種類数が多いという昆虫ワールド、

奥が深いです!

しばらく小瓶の中の、サシガメとイモムシの動向にも注目してみたいと思います。